こんばんは
科学オタクのkeropaoです。
ブログお読みいただきありがとうございます。
今日はウクライナ紛争の影響が国際宇宙ステーションにも出そうだというお話です。
ウクライナ紛争と国際宇宙ステーションがどうして関係するの?
それは、国際宇宙ステーションの運用がロシアの宇宙技術い依存しているからです。
国際宇宙ステーションって、いろんな国が運営しているんじゃないの?
アメリカが中心だと思っていたけど?
いいえ実はロシアに依存する部分が結構あるのです。
■具体的には宇宙ステーションの運用
国際宇宙ステーションの運用自体、ロシアの国営宇宙公社ロスコスモスが重要な役割を担っているようです。
具体的にはロスコスモスは、ISSの高度を維持したりするための軌道制御などを行っているらしいのです。
何で軌道制御が必要なの?
宇宙といっても、ごく薄い空気によって空気抵抗が生じて少しづつ軌道が落ちてきます。
また、スペースデブリという宇宙ゴミが宇宙にはたくさん飛んでいて、万が一衝突したら大変なことになります。衝突をさけるため、軌道を修正する必要があるのです。
この軌道修正はロシアの補給船によって行われていたようです。
ええ、じゃー国際宇宙ステーション落ちてきちゃうの?
そういうことを言う人もいるようですが、そうではありません。
最近、アメリカのノースロップ・グラマンが運用する補給船、「Cygnus(シグナス)が改良の上でリブースト可能になっているそうです。
それに数か月で落下するようなことはないようですので、そこまで心配することはないようです。
しかし一国に依存してしまうとこういった国際紛争の時に危機に陥りますので、複数の国で運用できることを進める必要がありそうですね。
最後に宇宙とても過酷な環境です。
空気はなく、温度も氷点下百何十度、そして有害な放射線が飛び交っています。
宇宙船から出たら人は即座に死んでしまいます。
地球はまさに宇宙の中に浮かんだ宇宙船です。
そんな奇跡的な地球の中での争いはとても悲しいことです。
この戦争一日でも早く終わることを願ってやみません。