無水が耳を犯して日常がぼんやりとしだした聞こえるのは僅かな音だけでそれが妙に心地いい鮮明な世界は私に孤独を与えるばかりで無を望まずにはいられないのだから耳だけではなく体を水で犯しきったトキ私はようやく自由になるのだ