ケロ日記・シュートボクシング後楽園ホール大会。あー、失敗したの巻。 | 時間無制限1本勝負”ケロぐ” powered by アメブロ

ケロ日記・シュートボクシング後楽園ホール大会。あー、失敗したの巻。

休憩時間中に、リングサイド、本部席に移動、待機っす。

自分がコールする後半3試合のレフリー、まだ聞いてなかったので、確認し、

進行スタッフさんとかと雑談してましてん。


いよいよ後半戦スタート。

まずは、シーザー会長の挨拶。

そして、特別ゲスト、歌手の山本譲二さんから花束贈呈。

山本さんが挨拶…これ、突然だったらしく、ちとびっくりされてましたね。


さてと、何を言おうかな…みたいな感じで、マイクを手にしたまま、少し、間 があったんす。


すると、客席から、

譲二ー、歌えー。

みたいな声が。



そしたら、山本さん、ニコッとして、なんと、

アカペラで、

歌いだしたんですよ。


みちのく一人旅。


少し、ほんの少しだけだったんですが、

お客さん、大喜び。
大歓声よ。


いやあ、生で聞いちゃたすよ、

みちのく一人旅。


TAKAみちのく選手が若い時、これテーマ曲で使ってて、新日本の会場でも流してましてね、この曲が流れると、お客さん、わいたの思いだしちゃいましたよ。


歌で一瞬の内にお客さんをつかんだ山本さん、

その後の挨拶も、上手いし、面白いし、

感心しちゃいましたよ。


お二人がリングを下りられたら、

対戦あおりVTRが流れ、

その中、自分がリングに上がり、

VTR終わりでピンスポが来て、選手入場コールっす。


VTRの間、暗転の中、リング上で待ってるじゃないですか。

2分から3分ぐらい時間、あるじゃないですか。

この時間があるって事がね、緊張を呼ぶんですよ。

呼び込みや、試合コールのリピートを頭の中でしてる訳ですよ。

シュミレーションしてる訳ですよ。

そうしてるとね、

緊張してきちゃうんです。


時間なく、ぱっと上がり、即コールの方が、緊張しないんすよ。


なんかね、この日は、いつも以上に緊張した感覚を持ちましたねえ。


何故だか、わかりませんが…。


こういった感覚、久しぶりの様な…。

でも、こういった緊張って、いいっすねえ。

なんか、自分も闘ってるって感じがするのかもしれません。


そんな緊張も、ピンスポが来て、いざしゃべりだすと、なくなるっちゅうか、平気になっちゃうんですけどね。


自分担当の最初の試合は、

アンディ・オロゴン 対 金井健治 戦から。

金井選手、スーパーウエルター級のチャンピオンでして、

次回大会でタイトルマッチが決まってますから、

この試合、落とす訳にはいきませんもんね。

アンディ選手は、去年、あの、アンディ・サワー選手からダウンを奪ったり、本当、びっくりする位、身体能力が素晴らしい選手。

ただ、ボクシングのコーチが言ってました、

ハートが少し弱いと。


それが出ちゃいましたね。

パンチや、キック、いいの一発食らうと、下がっちゃう、少し引いちゃうんですね。

自分のパンチとかがヒットしだすと、ガッーと前に攻めていけるのになあ。


このシュートボクシングの会場では、知名度はあっても、外敵なんすね。

皆さん、金井選手、応援してましたもん。

思ったより、差が出て、金井選手の判定勝ちでした。


続いてのセミは、

アントニオ・カルバーリョ 対 宍戸大樹 戦。

さて、問題の、カルバーリョ選手よ。

カルバーニョじゃないんすよ。


VTR中、ずっーと、そこんとこ集中的に、リピートしてましてん。


そして入場呼び込みコール。


失敗したあー。


あまりにも「リョ」を意識しすぎ、

アンチョコを見ないで言うつもりが、間違えちゃいけないと、大事をとり、アンチョコ見ながら、

しかも、読む というか、字を目で追うような感じでコールしたら、



かんじゃった…。



自分でびっくりしちゃいました。

お客さん的に、わかったか、気がついたか、それはわかりませんが、

自分の中では、はっきり言えなかったと…。


いやあ、正直、その場で正座し、反省したい位でしてん。


また、この、かみ入場呼び込みの後も、ハプニングが。


なんと、カルバーニョ…ちゃうわ、カルバーリョ選手のテーマ曲が流れませんねん。


本部席の運営総指揮の三谷さんが、インカムで音響さんとやりとりしてますわ。


えー、これ、もしかしら、自分がかんだせい?

なんて思ってしまったりして。


なかなか流れない音楽。


こんな時、リング上でする事なくて、困るんよ。

ただ、レフリーと二人、ぼーっと、立ってるだけですもんね。


これが、新日本時代の新日本のリングでのハプニングだったら、

なんかしゃべって、

雰囲気をかえ、

準備できたら、


「では、あらためて…」みたいな感じで言い、

もう一度、最初っから、入場呼び込みからしましが、


ここは、シュートボクシングさんのリングなんでかね、

あまりいじっちゃいけないと、ただ、待ってましてん。


今、考えたら、

してもよかったかなと、


これまた反省…。

いや、今だにした方がよかったのか、しなかった方がよかったのか、わかりませんわ。


何分ぐらいだろ、

1分?

2分?


リング上にいるとねえ、凄く長く感じるんすよ、こうゆう時。


やっと曲が流れ、

カルバーリョ、リョ選手、入場っす。



これ、カルバーリョサイドから預かったCD、音が入ってなかったか、なんらかのトラブルで、音が出なかったらしいっす。


で、急遽、違う曲…なんだと思うんですが、流したそうです。


自分がかんだせいじゃなく、よかった…。


相手の宍戸選手も、ウエルター級のチャンピオンで、次回大会で、タイトルマッチが決まってまして、金井選手同様、負けられない闘いでしたね。


宍戸選手の判定勝ち。


シュートボクシング関係者は、ホッとしたんちゃいます?


そして、メイン。


半年振りに復活、

エース、緒方健一選手。


相手は、元韓国ボクシングチャンピオンのオー・ジュソク選手。


強い、この選手。

ボクシングチャンピオンだけに、パンチ、早いわあ。


緒方選手、やばいんちゃうって、第1ラウンド見てて思いましたよ。

シュートボクシングサイドとしても、エースが復帰戦で負けたら、まずいでしょう。


なんで、こんな強いの当てたんだろう。


三谷さんが言ってましたが、

シュートボクシングサイドも、この選手は、強すぎるんじゃないかと思ったんですって。

シーザー会長も、心配してたらしいです。


と言うのも、緒方選手、あご が弱点なんですって。

昔、折れた事とかあるのかなあ?
そこは聞いてないんですが、
あごにもらうと、やばいんですって。


和田レフリーが言ってましたが、

緒方選手、あご さえなければ、

魔裟斗選手にも負けない力ありますよ。
K-1のチャンピオンになれますよ。

って。



今回の、強く、危ない相手も、緒方選手自身が望んたんですって。


あえて、試練を自分にかしたんでしょうね。

精神的にも強い方ですね。


さすが緒方選手、最終ラウンドでは、的確に、パンチで顔面とらえたりしてましたもんね。

ボクシングチャンピオン相手にですよ。


僅差の判定勝ち。


お客さん的には、KOシーン、見たかったと思うんですけど、

なかなかうまくいきませんよ。


今回の大会は、いわゆる本戦という試合は、

この3試合を含め、

全5試合だったんですが、

ダウンシーンは、一回もなく、全て判定勝負になってしまい、

少し、お客さんは、物足りない大会だったかも、しれませんね。

K-1もそうなんですが、こういった感じになる時もあるんですよね。


お客さんには、すかっとしてもらいたいっすけど、難しいっすね。


お客さんといえば、

今回も入ってましたね。


7時半近くまでは、空席もあったんですが、

後半戦が始まった7時50分過ぎには、満員になってましたもん。

足が遅いんすね。


むかーし、むかしのプロレス会場もそうでしたよ。

第1試合が始まる頃は、まだ全然お客さんが入ってなくて、

休憩後、後半戦の頃には満員になってるって。



さて、次回シュートボクシングの試合は、

7月21日、後楽園ホール。

また、リングアナをさせていただく予定ですので、よかったら、見にいらして下さい。


もう二度と、

かまないぞー。