ケロ日記・ちょっと間があいたけど、5月12日、昭和プロレスレポート第6弾 | 時間無制限1本勝負”ケロぐ” powered by アメブロ

ケロ日記・ちょっと間があいたけど、5月12日、昭和プロレスレポート第6弾

心配だった「歌」対決 も、なんとか雰囲気を壊さず終わりまして、

セミファイナル。


まずは、木戸さん入場。

あのテーマ曲で。


木戸さん、上半身、裸で出て来て下さったんす。


「Tシャツでも大丈夫です。」と控室での事前打ち合わせでは、話ししてたんですが…。


なんかね、上半身、裸の木戸さんを見て、お客さんの期待感ちゅうのが、ぐあーんと上がったような感じがしましたねえ。


控室では、ずっーと寝転がっておられたのに、いざ、出番となると、さすが、違いますなあ。


それに、木戸さん、現役同様、よく焼けて、真っ黒。

今でも、毎日、日光浴されてるんでしょうね。



続いての入場は、藤原さん。


藤原さんは、Tシャツを着ておられました。


控室での事前の打ち合わせの時、

「お、俺、Tシャツ着てても、い、いいかなあ?」って。


本当は、裸で出たい様ですが、

去年の秋、がんの手術をされてますから、お腹に、その切った後がね、大きくあるので…。

そりゃもう当然、Tシャツでという事で。


木戸さんと藤原さんが、相対するコーナーに立ってるリング。

凄くいいっすねえ。


自分は、同じリング上にいても、なんかしびれる感じだったのでね、

お客さんからしても、この光景、しびれる様な、いい「絵」だったんじゃないかなと思います。


さて、コールです。


この木戸 対 藤原 のワンポイント対決、

ここまで、「テーマ」 を発表してなかったんす。

コールで、初めて「テーマ」をあかすという演出をしたんす。


「本日のセミファイナル、ワンポイント対決、テーマ…」

ここで、少し間をとり、ためってやつですね。

そして、少しだけ、声を大きくし、少しだけ、ゆっくりにし、

「わき固め を行います。」


この「わき固め」って言った時、

お客さん、わきましたねえ。

おおー って。


うれしかったっちゅうか、

してやったりというか。


そして、木戸さんをコールして、藤原さんのコール。


簡単に説明し、

まずは、木戸さんから。


相手は、若手の小堺選手。


まずは、ロックアップ、両者、ガッと組む。

一度、わかれる。

再びロックアップ!

小堺選手が、バックに回り、フルネルソンをとったかと思ったら、

一瞬の内に切り返し、わき固め。

小堺選手、たまらずタップ。


いやあ、木戸さんのわき固め、全然錆びてないわ。

タイミングの見事な事。

ほんと、これぞ、プロの技ですね。


続いては、藤原さん。

相手は…藤原さんのセコンドでついて出て来てくれた、大塚選手。


藤原さんの番の時ね、

「さて、誰に相手をしてもらいましょうか…」

と、言ったら、

客席から、

「アレクー」

「大塚ー」


って声がとんでね、


自分が、

「じゃあ、大塚選手、お願いできますか?」

って言い、大塚選手が、リングに上がったら、また、めちゃ盛り上がりましたね。


お客さん的には、木戸さんの時みたいに、若手相手だと思ってたかもしれませんよね。

ところが、大塚選手が上がり、

藤原 対 大塚 になったんですから。

動き、早かったすよ。

タックルの切り合いから、

一瞬の、

はら固め。


えっ、はら固め?


大塚選手、タップしちゃいましたが、

はら固め?


いやいやいや、「わき固め」対決なんすが…。


見事な技だったんすが、技が違う…。


ここは、さすが藤原さん、

大塚選手に、

「もう一本いこうか。」

これで、またお客さん、大歓声さ。

そして、再びスパーリング開始。


一瞬の隙をつき、わき固めに入る藤原さん。

必死に耐え、大塚選手、なんと、ロープエスケープ。

ここでまたまた大歓声。


しかし、次のわき固めで、さすがの大塚選手も、遂に、タップで終了。


いやあ、藤原さんと大塚選手のスパーリング、見応え、ありましたねえ。

藤原さんも手術した後とは思えない動き、技の切れ…プロだわ。


木戸さんと、藤原さん、

いやほんま、いいもの見せていただきました。


木戸さんと、藤原さんの「わき固め」

まさに、お金のとれる技ですよね。

本当、これこそ、プロの技ですよ。


藤原さんと、大塚選手のスパーリング見てるとね、

昔、まだ藤原さんが新日本プロレスにいた時、

会場で、試合前、

リング上で、

スパーリングをやってた光景を思い出しちゃいましたよ。

素顔のライガーだとか、船木だとか、当時の若手達とね。



この「わき固め」対決は、勝敗つけるなんて出来ませんから、

引き分けとさせていただきました。


退場曲は、

「UWFのテーマ」


これにも、お客さん、わきましたねえ。


見事に、ずばっとはまった企画だったんじゃないかと。


お客さんに喜んでいただくのが一番ですからね。


木戸さん、藤原さん、

そして、スパーリング相手をつとめてくれた、

小堺選手、大塚選手に、

感謝、感謝です。