タイガー・ジェット・シン 2
びっくりしてしまいました。シン先生の話に関し、たくさんのコメントをいただきありがとうございます。
今でこそ、シン先生と同じ控室に入っていたり、話をさせていただいたりしてますが、この社会に入った頃、リングアナなりたての頃は、怖くて、ほんとに怖くて近ずけなかったすもん。
毎日、シン先生の試合、コールするの嫌で嫌でたまらなかったんですよ。
リング上でやられるのも、怖がったし、嫌だったんですが、会場内や、控室や、控室前の廊下でも襲ってくるんですよ。
お客さんがいない所でも。
自分だけでなく、社員、関係者もやられてましたからね。
お客さんが見てない所は、普通、しないでしょう。ここがシン先生のプロたるゆえんなんでしょう。
自分はヒールなんだ、誰からも怖がられてなきゃいけない、誰からも憎まれていなきゃいけないんだという。
シン先生のそのプロとしての姿勢がわかってくると、怖さがなくなっていったんですよ。
自分もプロ、くるなら思いっきりやられてやろう、お客さんが、シンはひどいやつだ、猪木、やっつけろ!…と思っていただける様にやられようと
思ってきまして、それから逃げなくなったんですね。
すると不思議、シン先生の動きというか、考え、来るかどうか、わかるようになってきたんですよ。
あれだけ嫌だったシン先生の試合が、逆に好きになってきたりして。
以前ね、シン先生か平成維新軍の興行に出た事ありまして、その時、リングアナは違う人がやり、自分はセコンドだったんです。
シン先生入場の時、横についたんですよ。
すでに、タイガー・ジェット・シンになってるシン先生。テーマ曲が流れる。シン先生のタイミングを見計らって、館内に入る扉を開ける。体を震わせながら出ていくシン先生。
自分は、脇にびたっとつくんです、体をおさえながら。
シン先生、お客に向かっていくじゃないですか、それを必死に押さえる、とめるんです。
本気でとめなきゃいけないんです。なぜなら、シン先生も本気で行こうとしますから。本気で行こうとしないと、本気でお客さん怖がらないでしょう。シン先生、我々が本気で止めてくろると信じてるから、本気でいこうとするんですね。我々が止め、コントロールしないと、シン先生、お客さん殴りまくらなきゃいけないですからね。
ですから、シン先生の試合の時はセコンドが大切なんですよ。
またね、シン先生のセコンドで横について、一緒に入場するとき、すっげー気持ちいいんです。
だって、だってさあ、扉あけるじゃん、通路にいっぱいでてきてるお客さん達、ばあっと開けるというか、逃げ、通路ができるんてすよ。
これ、気持ちいいんですよねえ。
コメントでもありましたが、今、本当のヒールって、一人もいないと思います。
ヒールって、悪い事したり、反則したりする事じゃないんです。
本当のヒールには、声援があってはいけないんです。お客さん全員から憎まれ、怖がられないと。
全員、相手選手に、何とかこいつをやっつけてくれ、倒してくれ、と心底おもわせなければ。
で、例えば、猪木さんが勝ちそうになると、反則して、フォール負けを逃げ、反則負けにし、お客さんのいらいらを増長させると。
今、ヒールと言われてる選手達、声援あったり、へたしたらベビーフェイスより人気あったりするじゃないですか。
自分からいわせたら、それはヒールじゃありません。そういった意味では、現在、ほんとのヒールはいないと思います。
ただ、時代がかわり、お客さんの見方、楽しみ方も変わったので、もう、ほんとのヒールはでてこないというか、生まれないんじゃないかなと思いますです。
今でこそ、シン先生と同じ控室に入っていたり、話をさせていただいたりしてますが、この社会に入った頃、リングアナなりたての頃は、怖くて、ほんとに怖くて近ずけなかったすもん。
毎日、シン先生の試合、コールするの嫌で嫌でたまらなかったんですよ。
リング上でやられるのも、怖がったし、嫌だったんですが、会場内や、控室や、控室前の廊下でも襲ってくるんですよ。
お客さんがいない所でも。
自分だけでなく、社員、関係者もやられてましたからね。
お客さんが見てない所は、普通、しないでしょう。ここがシン先生のプロたるゆえんなんでしょう。
自分はヒールなんだ、誰からも怖がられてなきゃいけない、誰からも憎まれていなきゃいけないんだという。
シン先生のそのプロとしての姿勢がわかってくると、怖さがなくなっていったんですよ。
自分もプロ、くるなら思いっきりやられてやろう、お客さんが、シンはひどいやつだ、猪木、やっつけろ!…と思っていただける様にやられようと
思ってきまして、それから逃げなくなったんですね。
すると不思議、シン先生の動きというか、考え、来るかどうか、わかるようになってきたんですよ。
あれだけ嫌だったシン先生の試合が、逆に好きになってきたりして。
以前ね、シン先生か平成維新軍の興行に出た事ありまして、その時、リングアナは違う人がやり、自分はセコンドだったんです。
シン先生入場の時、横についたんですよ。
すでに、タイガー・ジェット・シンになってるシン先生。テーマ曲が流れる。シン先生のタイミングを見計らって、館内に入る扉を開ける。体を震わせながら出ていくシン先生。
自分は、脇にびたっとつくんです、体をおさえながら。
シン先生、お客に向かっていくじゃないですか、それを必死に押さえる、とめるんです。
本気でとめなきゃいけないんです。なぜなら、シン先生も本気で行こうとしますから。本気で行こうとしないと、本気でお客さん怖がらないでしょう。シン先生、我々が本気で止めてくろると信じてるから、本気でいこうとするんですね。我々が止め、コントロールしないと、シン先生、お客さん殴りまくらなきゃいけないですからね。
ですから、シン先生の試合の時はセコンドが大切なんですよ。
またね、シン先生のセコンドで横について、一緒に入場するとき、すっげー気持ちいいんです。
だって、だってさあ、扉あけるじゃん、通路にいっぱいでてきてるお客さん達、ばあっと開けるというか、逃げ、通路ができるんてすよ。
これ、気持ちいいんですよねえ。
コメントでもありましたが、今、本当のヒールって、一人もいないと思います。
ヒールって、悪い事したり、反則したりする事じゃないんです。
本当のヒールには、声援があってはいけないんです。お客さん全員から憎まれ、怖がられないと。
全員、相手選手に、何とかこいつをやっつけてくれ、倒してくれ、と心底おもわせなければ。
で、例えば、猪木さんが勝ちそうになると、反則して、フォール負けを逃げ、反則負けにし、お客さんのいらいらを増長させると。
今、ヒールと言われてる選手達、声援あったり、へたしたらベビーフェイスより人気あったりするじゃないですか。
自分からいわせたら、それはヒールじゃありません。そういった意味では、現在、ほんとのヒールはいないと思います。
ただ、時代がかわり、お客さんの見方、楽しみ方も変わったので、もう、ほんとのヒールはでてこないというか、生まれないんじゃないかなと思いますです。