こんにちは。

 

 

 

 

 

毎月の読書振り返り。

10月は、9冊!

 

 

 

①DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール/ビル・パーキンス (著), 児島 修 (翻訳)⁡

 

②お探し物は図書室まで /青山美智子

 

③青嵐の庭にすわる 「日日是好日」物語/森下典子

 

④じゃむパンの日/赤染晶子

 

⑤世界は夢組と叶え組でできている/桜林直子

 

⑥MINIATURE TRIP AROUND THE WORLD/田中達也

 

⑦居場所。/大﨑洋

 

⑧さみしい夜にはペンを持て/古賀史健 (著), ならの (イラスト)

 

⑨僕の姉ちゃん/益田ミリ

 

 

 

この中から特に心に残った4冊をピックアップします。

 

 

 

 

 

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール/ビル・パーキンス (著), 児島 修 (翻訳)

 

どんな金持ちも、あの世にお金は持っていけない。⁡

 

人生をよりよいものにするには、

喜びを先送りにせず、

お金、健康、時間という

人生の3大要素のバランスを取りながら、

人生の早いうちに良質な経験をする。⁡

だからこそ死を意識し、

「ゼロで死ぬ」を実践しようというメッセージ。⁡

 

――人生で人生でしなければならない一番大切な仕事は、思い出づくりです。⁡
最後に残るのは、結局それだけなのですから。

――私たちが一番恐れるべきは、
「80歳になったときに潤沢な資産があるか」ではない。
人生と時間を無駄にしてしまうことなのだ。


先送りすることで使い方によるお金の価値が
下がるもの・上がるもの、
先送りすることで楽しみが減るもの・増えるものは
上手に見極めていきたい。⁡

評判の通り、良書でした。⁡
家族の教科書に追加します!⁡

 

 

 

 

 

 

 

 

お探し物は図書室まで /青山美智子

 

町の小さな図書室にいる

不愛想なスーパー司書、小町さゆりさん。⁡

彼女がレファレンスしてくれた本を読んだ

“人生に悩める5人の人物”たちが、

大事なものに気づき、変化していく。⁡

私も小町さゆりさんに会いたいな。⁡
今の私にどんな本をレファレンスしてくれるだろうか。⁡⁡

――「独身の人が結婚してる人をいいなあって思って、

結婚してる人が子どものいる人をいいなあって思って。

そして子どものいる人が、独身の人をいいなあって思うの。

ぐるぐる回るメリーゴーランド。

おもしろいわよね、それぞれが目の前にいる人の

おしりだけ追いかけて、先頭もビリもないの。

つまり、幸せに優劣も完成形もないってことよ」⁡

――「人生なんていつも大狂いよ。

どんな環境にいたって、思い通りにはいかないわよ。

でも逆に、思いつきもしない嬉しいサプライズが

待っていたりもするでしょう。結果的に、

希望通りじゃなくてよかった。セーフ!ってことなんか

いっぱいあるんだから。

計画や予定が狂うことを、不運とか失敗って思わなくていいの。

そうやって変わっていくのよ、自分も、人生も」⁡

表紙をあらためて眺めてみると、

さゆりさんが付録として渡していた

羊毛フェルトたちがうつっている。⁡
それらを見ながらストーリーをもう一度振り返り、

一冊の本で涙が込み上げる場面に

何度も出くわしたこと、

心に響く言葉がたくさんあったことに感謝した。⁡

感動と驚きが交互に絶え間なくやってくる感覚。

没頭しました……!⁡

 

 

  

 

 

 

 

 

じゃむパンの日/赤染晶子

 

今までで一番衝撃を受けた作家さんかもしれない。

本当にそのまま、頭の中を文字起こししているよう。

次々に浮かぶ言葉を一文字も落としていないような。
なんだかとても正直な文章だと思った。

ふしぎな魅力があった。

プロフィールに1974年生まれと書かれていて

「今49歳かぁ」なんて計算してすぐ、

「2017年、42歳永眠」 という一文を見て

ものすごく寂しくなった。

エピソードによっては、芸人さんがコントネタとしていても

おかしくないくらいの面白さ。すべらない話。
ニマニマしながら読んだり、思わず声を出して吹き出したり。

日常の出来事を何でも笑いに変えてしまうなんて、最強だ。
会話の返す言葉がいちいち面白い。
書かれているほとんどのエピソードが

大好きになってしまうなんて珍しい。

「ここだけの話である。誰にも言わないでください。お願いします。」

で書き始まるエッセイ。

なんかもう、とりあえず大好きです。

 

 

  

 

 

 

 

 

さみしい夜にはペンを持て/古賀史健

 

――『嫌われる勇気』古賀史健が、

はじめて13歳に向けて書き下ろした

「自分を好きになる」書き方の寓話――(Amazonより)。⁡

我が子たちにも将来必ず読んで欲しい本に出会った。⁡

私はジャーナリング歴10カ月。⁡
「書く」を通じて、

じっくり考えられるようになること、

自分と向き合うこと、

思考を整理すること、

悩みが長引かないこと、

嫌なものを自分と切り離せること、

良かったことが自分により一層深く染み入ること

……などなど
様々なことを実感している。⁡

こうなると、書くことがやめられなくなる。⁡

「書く」をイヤイヤやるのではなくて、

ついついやってしまう、くらいの習慣になったら最強だ。⁡

この本では解像度を上げた優しい言葉で、

読者を「書く」ことに導いてくれる。⁡
特に悩みを持って苦しんでいる子どもたちへ。⁡
この本が救ってくれると信じてる。⁡

来年中学生になる、友人の娘ちゃんの

誕生日プレゼントに贈ってみた。

 

「本人がとても感動していた!

何かが心の中で動いたようだよ」と聞いて

とても嬉しい……!

 

同じく、6年生のと姪っ子ちゃんにもプレゼントしてみようと思う。

 

 

  

 

 

 

 

 

11月から仕事を始めて、

読書時間が取れなくなっているのが

さっそくの悩み。

 

土日の朝時間がますます貴重になっている。

うまく時間を見つけていきたい!