こんにちは。
毎月の読書振り返り。
9月は、7冊!
1冊目
髪のこと、これで、ぜんぶ。/佐藤友美
著者のさとゆみさんは、“日本初のヘアライター”。
長年、髪に関わってこられた方だからこその情報量で、
とてもためになる一冊だった。
「知らず知らずのうちにやってたけど
実はこれ髪にはあまりよくなかったんだ」
「これは発毛や育毛にはやっぱり良かったんだ」
「美容師さんは本当はこんなことを考えてるんだ」
などなど。
髪そのものについて、
髪にとってよいこと・よいもの、
髪の悩み、髪を絡めた自分の魅せ方、
美容院のこと、美容師さんのこと……
本当に髪に関するあらゆることがこれ一冊でわかる。
習慣がそのまま髪への影響につながることがこわい。
人生100年時代、髪の健康も大事に考えたい。
2冊目
一年一組 せんせいあのね こどものつぶやきセレクション/鹿島和夫(著)、ヨシタケシンスケ(イラスト)
小学1年生と担任との交換日記セレクト集。
ヨシタケシンスケさんのイラストが添えられ、
とてもとても温かい一冊。
クスっと笑ってしまう話、
ほんわかあったかくなる話。
小学1年生はまだまだかわいい!!
純粋無垢なそれぞれの想いを
ギュッと抱きしめたくなります。
現在小1の娘ちゃんも「おもしろい~!」と
笑いながら一気読み。
3冊目
とある市役所に開設された
「2020こころの相談室」。
新型コロナが流行し始めて数カ月たったころ、
様々な心の不調、悩みを負った相談者たちが、
2人のカウンセラー晴川さん、正木さんのもとへ
やってくる。
5人の悩める人物のそれぞれのストーリー。
彼らとレモン色“N”のお守りが、
次々に繋がっていく様。
心がギュッとなり、ぞくぞくし、
最後には希望は確かに存在するんだと
救われる思いを繰り返し……
最後まで実に見事に惹きつけられました。
洞察力の鋭いカウンセラーの晴川さんは、
刑事としてもやっていけるんじゃないだろうか(笑)
4冊目
「日日是好日」に感銘を受け、
続編となるこちらも存分に味わった。
森下さんの書く日本語は、
本当に美しく、優しい。
素晴らしい日本の季節と
それにまつわる植物や茶器の意味は
本当に趣深かった。
すっと浮かばれる情景の表現を堪能しつつ、
森下さんの季節に沿った心の変化を
垣間見るのが贅沢であった。
個人的な話だが、歳を重ねるほど
季節の節目を感じるようになり、
自然と大切な人を思い出す機会が
増えるようになったと思う。
季節を感じる心の余裕は常に持っていたい。。。
5冊目
ベストエッセイ2018/日本文藝家協会編 (著)
編纂委員/角田光代、林真理子、藤沢周、町田康、三浦しをん
エッセイにはまっているので、
もっと色々な方のものが読みたいと思い、
図書館で借りてきた。
77人の珠玉のエッセイがずらり。
これだけ違う人のものを読むと、
自分の文章の好みが
はっきりわかってくるなぁ。
もくもくと前のめりで読んだ人もいれば、
2、3行読んですっ飛ばしたページもあったり(笑)
初めて知る作家さんやエッセイストの方が現れると、
その都度
「この人はどんな作品を書いてるのかしら」と
調べながら進めるのも楽しかった。
面白いなぁと思ったエッセイは、
阿川佐和子さん、嵐山光三郎さん、
大竹聡さん、桑原裕子 さん。
SEKAI NO OWARIの藤崎彩織さんも
印象深かった。
ベストエッセイは
「毎年、その年に新聞・雑誌などで発表された
数多くのエッセイの中から、
読み応えのあるものを精選し、
まとめあげたエッセイ集」。
これから毎年読もうと心に決めた。
6冊目
魔女の宅急便 (福音館創作童話シリーズ)/角野栄子(著)、林明子(イラスト)
映画「魔女の宅急便」の原作本。
娘ちゃんに借りた本だったのだけれど、
漢字が多すぎて読めないと
すぐに返ってきた(苦笑)
ジブリ映画で自分の中では
3本の指に入る作品ということもあり、
私が読んでみた。
映画では描かれていない背景を知ったり、
映画に原作のまま使われていたセリフに気づいたり、
面白かったなぁ。
キキがとんぼさんに抱く気持ちが
映画よりも表現されているのには
新鮮な気持ちになった。
恋を知っていく少女の描写が可憐で素敵でした。
今回借りた図書館の本が良い感じにボロボロで(笑)、
たくさんの子どもたちが
読んできたんだろうなぁとよくわかる。
そして大切にバトンされてきたということも
手に染みました。。。
7冊目
自分の頭で考える読書 変化の時代に、道が拓かれる「本の読み方」/荒木博行
「本から学ぶことにどんな意味があるのか」
「どんな本を読むか」
「本の読み方について」
「ありがちな読書の病」
「読書が役に立つとは」・・・etc.
“結論、本を読むとは○○ということ”
という自分なりの答えを求めて。
読書そのものについて、
とことん深めたい方におすすめの一冊。
“著者の思想は本にした時点で死んでしまう。
しかし、読者の手によって新たな生を与えられる。”
自分は本の内容に
「そうそう、だよね。その通り」や
「なるほどそういうことか」など、
大方納得感をもつか、そのまま
鵜呑みにしてしまうことが多かった。
もっと「問い」を立て、懐疑を挟んでいく
という心構えにハッとさせられた。
問いの抽象化を意識してみよう。
これからの読書がもっと
有意気なものになりますように。
読書の秋、到来
引き続き読書を楽しもう
\📚アラフォー主婦が読んで本当に良かった本たち📚/
こちら→→→★
\Instagramで読書アカウントやってます/
こちら→→→★
\noteでエッセイ的なものも書いてます/
こちら→→→★