こんにちは。
前回の8月読書記録①の記事の続きです~
前回の記事はこちら↓
7冊目
小学3年生~5年生までの、息子さんとの
日々の暮らしが綴られている子育てエッセイ。
たくさんある会話シーンが、
その場の雰囲気を伝わりやすくしてるのか、
とてもリアルな温度感があった。
息子さんがとても賢くて、
ブレイディみかこさんの
「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」に出てくる
息子さんと重なった。
(ちなみに、表紙の装画も似ているタッチだなぁと思ったら、
同じ中田いくみさんだった)
育児は育自。
本文にある通り
“子どもにかける言葉のほとんどは、ブーメラン”
は真実で、
「おいおいどの口が言うんだよ……」と
私も自分で自分にツッコミを入れることが多々あり。
この日々の記録を、
こんなふうに素敵な文章で綴るっていいなぁ。
8冊目
本からお茶の世界を知った。
茶道具、和菓子、茶花、掛け軸。
構成するどの要素もお話がとても興味深い。
今まで見ていたものの中に
高尚なものも多くあっただろうに、
私はそれらたくさんを見過ごしてきたんだろうなぁ。
「第七章 五感で自然とつながること」で
お茶の世界に一気に引き込まれる。
「第九章 自然に身を任せ、時を過ごすこと」で、
自然に逆らうことなく自分の身を預け、
自然を頼ることのあたたかさを知る。
自分が信じられるたしかな場所があるっていいな。
人間のように変化するものではなく、
決して姿も形も意味も変わらない確固とした空間。
自分が自分に戻れる、心の宿。
読後すぐ、映画版も観た。
樹木希林さんの演技はさすがでした。
映画もおすすめです。
↓映画版もおすすめ↓
9冊目
その本は/又吉直樹・ヨシタケシンスケ
目が悪くなり本を読めなくなった本好きの王様に、
命令される二人の男。
「世界中をまわって『めずらしい本』について
知っている者を探し出し、その者から、
その本についての話を聞いてきてくれ。
そしてその本の話をわしに教えてくれ」
お二人のユーモアと独創性の
オンパレードとでもいうような。
軽く愉快な気持ちで読み進めていると、
突然ホロリとくるストーリーがあったり。
どちらのお話も面白かったです。
そして、最後のオチも👏
第7夜の、絵本作家になりたい小5男女の
交換日記のお話が印象深かった。
読み終えて、「おや?これってつまり?」と思い
冒頭を読み返したら、
「その本は、誰も死なない」と書かれてあって、
安堵した。
10冊目
すべて忘れてしまうから/燃え殻
今起きた出来事と、それがきっかけで甦る記憶。
過去の感情と行き来することはよくあるけれど、
言語化するとこんな感じなんだなぁ。
自分とは違う世界、今までもこれからも
関わることのない仕事の話が、
なかなか興味深かった。
率直な感想、とっても読みやすいエッセイ。
恥ずかしながらこのエッセイを読むまで
燃え殻さんのことは存じ上げなかったのですが、
良い意味で少し力の抜けた感じで、
文章の節々から感じられる優しさが心地よかった。
「自分はつまらない人間」「暗い」みたいなことが
書かれているけど、
私には人懐こさのあるお人柄と映った。
このエッセイ、ドラマにもなっていたんだ。
10月からテレビでも放映されるそうなので、観てみよう。
↓ドラマ版↓
8月の読書記録、前編の1冊目~6冊目は、
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