パパ「アポロ」

 

アポロ「なんですか?」

 

 

パパ「アポロは今、幸せですか?」

 

アポロ「急にどうしたのですか?そんなこと決まってるじゃないですか。幸せいっぱいですよ」

 

パパ「そうなんですね。それは良かったです」

 

アポロ「パパはどうなんですか?」

 

パパ「たぶん幸せなんだと思いますよ(笑)」

 

 

アポロ「たぶん、、、とかずいぶん歯切れが悪いですね(笑)パパも幸せなハズですよ」

 

パパ「そうですね(笑)衣食住があって、健康で、アポロがいて、間違いなく幸せですね」

 

アポロ「そうですよ。ぼくがいるんですから」

 

 

パパ「そうですね。アポロにとっての幸せってどういうことなのですか?」

 

アポロ「それはですね、パパやママのところに来れたことです。

ぼくはチビ吉さんの生まれ変わりということですが、今のぼくにはチビ吉さんの記憶はありません。

 

 

チビ吉さんがまた、パパとママに会いたいって思って、ぼくが生まれるときにぼくの肉体に入ってぼくが登場したみたいですけど、

今はぼくはチビ吉さんではなくて、ぼくはぼく、アポロです」

 

 

パパ「そうですね。アポロがまだ3か月の頃は、たまにチビ吉がしていたしぐさと同じしぐさをして、あれっチビみたいだなぁって思ったことがありましたが、今はしっかりアポロだと思いますよ(笑)」

 

アポロ「そうです。ちなみに人間の考える幸せの定義ってどんなことなのですか?」

 

 

パパ「そうですね。よく言われるのは、『健康で、ご飯が毎日食べられて、雨風がしのげる住むところがあって、暑い寒いをしのげるような服が着れて、自分がやりたいことが自由にできて、穏やかな気持ちで毎日生きていけること』とかが幸せなことだと言われますね」

 

アポロ「ずいぶんいっぱいあるんですね。それを満たさないと幸せではないということなんですか?」

 

パパ「するどい突っ込みですね。多くの人が、そういう状態でいられたときに幸せだなぁと感じるから、そのようなことが言われているのだと思いますよ」

 

 

アポロ「そうなんですね。じゃあ、健康ではないと幸せでは無いということなのですか?」

 

パパ「確かに幸せということをそのように決めると、そうではなければ幸せではないということになってしまいますよね。

 

 

つまり病気だと不幸せということになってしまいますね。でも、病気とか健康とかという状態と、幸せに感じるかどうか、ということは別のような気がします」

 

アポロ「ぼくもそう思いますよ。多くの人がそう思うから、なんとなく、それを幸せなんだと思うのでしょうけど、別にそれから外れていたからと言って不幸せというわけではないと思います」

 

 

パパ「そうですね。幸せということに定義を作って基準にしてしまうと、それから外れると不幸せなんだということになってしまいますよね」

 

アポロ「そうなんですよ。ぼくにはそんな基準はありませんよ。

 

ぼくはパパとママのところに来られたことが幸せですし、毎日、ご飯も食べれるし、お散歩も行けるし、遊んでもらえるし、すべてに満足していますよ。今、ぼくがしていること全部が満足で、幸せですよ。我慢をしていることはありますが、それも含めて幸せですよ」

 

 

パパ「アポロは偉いですね。そのように思えれば不幸せということ自体が存在しなくなるような気がしますよ。

そうすればその時点で幸せっていうことになりますよね」

 

アポロ「そうですよ。人間は深く考えすぎるんです。今のすべてがそのまま幸せなんです!」

 

パパ「アポロぉ。いつからそんな大人になったのですか?(笑)」

 

アポロ「ぼくも3歳です!もう立派な大人なんです!」

 

 

 

パパ「そうですね。アポロもいつの間にか大人になっているんですよね」

 

アポロ「そうです。ぼくは大人です!」

 

 

 

パパ「ところでアポロ。ついでに聞きますけど、ワンちゃんがみんな、アポロのようにお家にいるわけではないですよね。

保護犬と言われるようなワンちゃんもいたりします。そういうワンちゃんはどうなのですか?」

 

 

 

アポロ「ぼく達はみんな、自分の状況に対して納得していますよ。

人間でいうところの『受け入れている』ということです。

 

だからご飯が食べられなくても、痛い思いをしたとしても、それを恨んだり不幸だと思ったりしません。

 

もちろん、それが楽しいかと言われれば楽しくはありませんよ。でも、それを不幸だとは思わないんです」

 

 

パパ「そうなのですね。なんかワンちゃん達って偉いですね。

 

人間とは違いますね。人間はそういう状況になったらきっと恨むし嘆くし、間違いなく不幸だって思うと思います」

 

 

アポロ「ぼく達は人間よりも難しく考えません。

人間は頭が良いから複雑に考えてしまうのだと思います。でも、それも神様から見たら必要なことなんですけどね」

 

パパ「神様ですか?」

 

 

アポロ「はい。ぼく達は神様のところにいるときに、たくさん愛されてくるんだよって言われてこっちにやってくるんですよ。

 

そして、人間の生活に加わることで、愛されるっていうことがこういうことなんだ、こんなに気持ちが良いんだっていうことを学ぶんです。

 

人間は、ぼく達がいることで愛する経験ができるんです。相手がいなければ愛する経験をすることはなかなかできませんからね」

 

 

パパ「そうですね。愛する経験と愛される経験、どちらも愛って何ですか?ということを学ぶということですね」

 

アポロ「そうです。そしてそういうことを学んだら、またぼく達は、パパもですけど、お空のお家に帰ります。

そして、こんなことを学んできたんだよって神様に報告するんですよ。

 

そして、神様から、いっぱい勉強できて良かったね、次はどうする?って言われるんです。

そして、次はこんなことを勉強するんだって言って、またやってきます。それをいっぱい繰り返すんですよ」

 

 

パパ「そうなんですね。この話はパパはとても興味がありますよ。次回もまた、このお話をしてくれますか?」

 

アポロ「良いですよ。ぼくの知っていることは全部、お話しますよ。ぼくが知らないことは、大吉おじいさんならば知っていると思いますから、大吉おじいさんも呼ぶと良いと思いますよ」

 

 

パパ「そうだね。大ちゃんはとても魂レベルが高い感じのワンちゃんでしたからね」

 

 

 

◆アポロから一言◆

 

ぼく達は

あなたと出会えただけで

ほんとうに幸せです

 

そしてあなたといっしょに暮らしていること

 

それでぼく達は満足しています

 

だから

あなたも

今がどんな状況だったとしても

 

ぼく達と出会えたこと

それに幸せを感じて

毎日を過ごしてください

 

 

 

 

アポロ「パパぁ 最近、遊び時間が少なくないですかぁ。もっと遊んでください!」