パパ「アポロ」
アポロ「なんですか?」
パパ「おっ今日は反応いいですね(笑)」
アポロ「なんですか?」
パパ「アポロはパパから、これしてとか言われるのってどう思いますか?」
アポロ「別になんとも思いませんよ」
パパ「そういうことじゃなくって、
例えば、
これをしろって命令されるのと、
これをしてくださいって依頼されるのと、
これをしてほしいなぁってお願いされるのと、
これをしなければなりませんって指示されるのと、言葉が違うでしょ。
それの中でどれがいいのかなぁって思ったのです」
アポロ「どれも同じにしか聞こえませんよ」
パパ「えっ?だって、命令されるのとお願いされるのとでは、気分が違うでしょ?」
アポロ「ぼくには同じにしか聞こえませんけど」
パパ「そうなのですか?パパは命令されるよりもお願いされる方が気分が良いですよ、
だから、お願いされたらそうしようと思いますけど、命令されたらそうしたくなくなります」
アポロ「へー、不思議ですね、だってどちらも、これをやってには変わらないと思いますけどね」
パパ「たしかにそうなんですけど、でも、違うでしょ?」
アポロ「ぼく達は、どういう言葉を言われたか、
というよりも、どういう気持ちで言われたかの方に反応しますよ」
パパ「と言いますと?」
アポロ「だから、どういう気持ちでそれを言われたか、が大事なのであって
どのような言い方で言われたかは関係無いです」
パパ「そうなんですね。じゃあ、例えば、
ちょっと待ってて、というのも、
待て!というのも、
待っててください、というのもどれも同じで、
怒ったような気持ちで、
待っててください、というのと、
穏やかな気持ちで、待て!、というのとでは、
穏やかな気持ちで、待て!と言われた方が
良いという事なのですね」
アポロ「はい、そうです。
怒った気持ちのエネルギーで言われると、
怒られるのが嫌だから言う事を聞くということもあるかと思いますが、嬉しくて言う事を聞いているわけではないですね」
パパ「そうなのですね。
人間の場合には、どういう気持ちで言葉を出すかで言い方が変わってきたりするので、
どんな言葉を出すかが結構大事だったりしますけど、
ワンちゃんの場合には、直接エネルギーを感じているのでしょうね」
アポロ「そうです。ぼく達はもちろん音としての言葉は聞こえていますが、それ以上に、その言葉を出している人のエネルギーを感じていますよ」
パパ「なるほどです。あと、指示に対して言う事を聞く場合にも、
怖いから言う事を聞くとか、
喜んでもらえると思って言う事を聞くとか、
おやつがもらえると思って言う事を聞く、とか、
いろいろなパターンがあるのですね」
アポロ「そうですね。そこに加えて、
ぼくの場合には自分の意思がありますから、
やりたくないときはやりません!
言う事を聞くのは、ぼくがそれをやりたいと思ったときだけです!」
パパ「えーー、アポロはおやつがもらえると思って言う事を聞いたりしないんですか?」
アポロ「しません!ぼくは、おやつじゃつられません!」
パパ「そうですよね。目薬をさそうと思って、目薬っていうとソファの下に隠れて、大好きなお芋を見せても出てきませんしね(笑)
しかも、目薬という言葉を言わなくても、目薬を取り出すのを、じーっと見ていて、静かにソファの下に隠れますよね。
よく見てるなぁと思って感心しますよ(笑)」
アポロ「パパが目薬をさそうと思うそのエネルギーを感じるのです」
パパ「すごいですね!でも最後は言う事を聞いて目薬をさせますけどね(笑)」
アポロ「はい、そのやり取りがいつも楽しいのです」
パパ「えーー、そのやり取りは遊んでいるんですか?」
アポロ「そうですよ、本当に嫌ならば、
絶対にやりませんからね」
パパ「そうなんですね。アポロは子どものころから、おやつにつられないから、
いろいろと教えるのにいつも言い聞かせることだけだったので、人間の子供のようでしたよ(笑)
それでもよくいろいろ覚えたなぁと思いますが」
アポロ「はい、ぼくはぼくにとって大切なことは覚えます。
トイレもぼくがトイレの場所でしないと気持ちが悪いから覚えましたし、
車が来たら危ないから、ストップという言葉も覚えました。
でも、お手とかは。やっても意味ないから覚える気もないし指示されてもやりません!」
パパ「ベンチに行こう、という言葉を覚えたのも、自分が休憩できるからですか?」
アポロ「はい、そうです!」
パパ「アポロの性格はよくわかりました(笑)」
アポロ「ところで、ご飯食べようという指示はまだですか?」
◆アポロからの一言◆
ぼく達は
あなたの喜ぶ顔を
見るのが幸せです
だから
あなたがぼく達に
何か命令したとき
がんばってそれをやろうと思います
それができたら
あなたの喜ぶ顔が見れるから
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