夜が明ける前の、まだ薄暗い部屋のなか
「あれ?目覚まし、まだ鳴らないのかな。。。」
寝ぼけまなこでスマホの時計を見ると、まだ目覚まし時計が鳴る手前の時間だった。
でもどうせだから起きて支度(夫の朝ご飯の)しちゃおっと。。。
ということでテーブルにいつもの朝ご飯の支度を並べていたら、
暫くして夫が起きてきた。
(あれ?…)
前日(日曜)の日中と同じ格好をした夫が、夫の寝室から現れたその姿を見て、
「珍しいね。昨日、そのまんまの格好で寝ちゃったの?」
と言ったら、夫は夫でテーブルの上の朝の支度を見て、笑いながらボソボソ言っている。
「なんで納豆……?」
昨夜、パジャマにも着替えず服のまま寝てしまった事とか、
私は、いよいよ夫は呆けたかと思った。
しかし当の夫は
「まだ夕方だよ。なんで納豆なの?」とかおかしな事を言っている。
私は、冗談でなく本当に夫は呆けてしまったのかと思った。
わが家では、朝はいつも夫は食べるものは決まっている。
納豆、味噌汁、白米の他、漬物などの常備菜…。(何故か夫は完全栄養食であるにもかかわらず卵は食べない)
そして更にテレビ画面を見た夫が
「ほら、『笑点』やってるから夕方だよ」
と勝ち誇ったように畳みかけてきた。
「えー何言ってるの〜
いまは月曜の朝だよ!!」
と半笑いしながら反論しつつ、なんか私のほうも混乱してきた。
テレビで笑点?……
ってことは今は朝ではなく夕方?
なんだかますます頭が混乱してきた。
ひょっとして、目覚ましが鳴らなかったのはそのせい???
いやーー
そんなわけないし……
と言いながらも
その間の数秒間の短い流れのなかで
私はうっすらと、違和感の正体を
知った気がした。
もしかして
間違っているのは私?
呆けているのは夫でなくて私のほう?
なんだかまだ半信半疑だけど
笑いが込み上げてきた。
えー!!!!
いまはまだ日曜の夕方なの???
そんなバカな!
あり得ないんだけど……
じゃ、私、先に時間を半日進んで
そんでもって今に戻ってきたのかも…
「6時間、時間を得した気分!」
と言うと、
すかさず夫が
「6時間じゃない12時間!」
と。
あ、まぁ確かに……
ってことは、お昼寝ならぬ夕寝をしてから、その後起きた私が寝ぼけたってこと?
だって、確かに、笑点の放送は日曜の夕方だもんね…
ようやく、事の顛末がはっきりと見えてきた気がした。
それにしても、時間を得した気分!
今がまだ前日の日曜日だったなんて…
と、この期に及んでもまだ尚、
あくまでも、半日進んだ時間軸を生きていた視点から物事を見ている頑固な私がそこにいて、我ながら可笑しくて笑ってしまった。
✬ ☆*
はい、そうです。
皆さんもうお察しの通り、
これは昨日9 月6日(日)夕刻時、わが家で勃発したノンフィクションでした。
最後までご覧頂き
ありがとうございます。
coito🍀


