①の続きになります



Gさんに、最後に聞きたかったこと


『本当は、《ありがとう》と言うのが良い、とは分かっているけど、どうしても遺影の前に座ると、〈ごめんね〉が最初に口から出てしまって・・


頑張って、何とか《ありがとう》と言うようにしているけど、夫は私から、どんな言葉をかけてもらいたいと思っていますか?』



「それでいいよ」


『え?いいの?』

「あなたの素直な気持ちなんだから」

無理して、《ありがとう》と言わなくていいんだびっくり

なんか拍子抜けした・・・


どうせなら《愛してると言ってくれ》とか言われたかったけどニヤリ

ちぇっ、やっぱり恥ずかしがり屋なんだからえー


と考えながら涙を拭いていると、

Gさんから


「カナブン飛んで来る?」


『カ、カナブン??

(突然のカナブン!?ナニガーン



え〜っとタラー・・家の隣の裏に、今は草むらになっている空き地があります


「カナブンでも、時期的に他の虫でも、蝶でもいいんだけどね、虫に魂乗っけてやって来るから、探してみて」


『はぁ・・・ガーン


カナブンって・・・タラー

彼方で夫が大笑いしてそう笑い泣き



Gさんが私の左側を見て頷く


「お線香をあげる時に、旦那さんに小さなお願い事をしてみて、

おまんじゅう食べたい!とお願いすると、誰かから貰えるとか、旦那さんが働きかけてくれるから


本当に小さなお願いをしてみて、それが叶うようになったら、段々と大きなお願いでも、叶うようになって、


もっと旦那さんと繋がっているのを実感できるから」



・・・そっか、やっぱりまだ、完全に意思疎通が出来てないんだなショボーン


残念だけど、それは、今の自分がよくわかっている笑い泣き


それなら、練習だと思って、小さなお願いから始めてみよう照れ



きっと彼方の夫から、

《なんで気付かないアセアセ》と怒られているのも、私は気付いていないね口笛ラッキー


まだ【死別】《初心者マーク》だ


修行中なんだから、ちょっとは手伝ってくれたらいいのにえー


でも、段階を踏んでいけば、夫を感じられるようになるなら、毎日お願いしよう


でも・・・『夢で逢いたい!』は、

大きな願い事になるのかな?

だから夢で逢えないのかな?



余談だけど、昨日、アイスが食べたいと願い、自分で買って来た・・タラー

これって、違う気がするプンプン



彼方の夫と、繋がれるかもしれないやり方を聞いて、落ち着いた雰囲気を感じたのか、オーナーと話していた義妹が戻って来た


テーブルの上に出ていた《LOVE》のカードを指差しながら、義妹がGさんに話しかけた


「兄は、若い頃は彼女がいても、他の女から送ってってとか頼まれると断らなかった?断れなかった?のに、ケロちゃんといる時は、そんな事なかったんでしょう?」と聞かれたので、


『うん』と答えながら思った

そんな事をしたら別れてるわムキー


そこでGさんが話し始めた


「そりゃそうだよ、彼の人生は、あなた(私)と出会うためにあったの」


『・・・・・びっくり』コトバニナラナイ


「なら、こんなに早く逝くなよ、って言いたいよね」


せっかく泣き止んでいたのに、

またまた涙腺崩壊



「あなたの事が本当に大好き、いつでも愛を送っている、きっと旦那さんを感じるようになれるから、頑張って」


Gさんにそう言われて、彼方にいる最愛の夫と繋がれるように、修行を頑張ろうと思ったおねがい



食事も終わり、帰ろうと席を立ったら、

Gさんも立ち上がり、ニコニコしながら肩を叩かれた爆笑


なんか照れるピンクハート