ぼくが大切にしていた子猫

ぼくの宝物

誰にも触らせたくなくって

ぼくだけのものにしたくって

そっとしまったんだ

母の三面鏡の

引き出しに







或る時

おばあちゃんが

ぼくに話しかけてきた


あの子猫を

引き出しにしまったのは

あなたなの・・・


あれは かわいそうなことをした・・・


何処からか

泣き声が

聞こえていたのだけれど

見つけきれなかった


あれは 残念な事をした・・・







ぼくはその時

やっと知った

ぼくの大切にしていた子猫が

ぼくの宝物が

何処かへ行ってしまったのだと

もう戻らないなど・・・