人種問題@”オタキ・カイトフェスティバル”
先日のカイトフェスティバル、イベント自体はとても楽しかったのですが、
会場でビックリというか、不愉快というか…な出来事が。
いわゆる人種差別的な出来事だったんですが。。。書きますね。
エリーの他にも、走って凧を揚げてた人達がチラホラいて、
その時、アジア系の男の子が、走りながらこっちに向かってきてたんです。
その先には、マヤが違う方向を見て立っていて・・・
男の子も後ろを見ながら走ってて・・・
私とりっさんの気付くのが一歩遅くて、そのまま2人はクラッシュ!
ぶつかられたマヤは、立った姿勢のまま90度に砂浜に倒れました。
通行人が振り返るくらいのインパクトはあったんですね。
で、近くにいたりっさんがマヤを助け起こして、
男の子は落ちた凧を拾って糸を巻き直していて、その間お互い無言。
(近くに男の子の親御さんの姿は見えず。)
そしたら男の子が私達の方を見て、何か言ったの。
私には聞こえなくて、聞こえたりっさんが何か答えてて。
何となく不穏な雰囲気だったから、「なんて言ってるの?」とりっさんに聞くも、
「いいからもう行こう。」とだけ言って、マヤを連れて歩き始めたりっさん。
しばらく経ってから、りっさんが
「さっきの子、突然 『中国は昔、ベトナムを侵略した』って言ってきたんだよー。」
「だから、僕たちは中国人じゃないよって答えておいた。」
って。
何?!
「ごめん」でも、「大丈夫?」でもなく、『中国は昔、ベトナムを侵略した』~?!
ビックリー!!!
NZに住んでて、こういう人種問題的な事に直面することはあまりないのですが、
この発言をしてきたのが、エリーと同じ、もしくは年下の男の子だったのが
さらに衝撃で!!!
これはあくまで私の予想ですが、
あの男の子はベトナム人だった。そして、
漢字の書いてある連凧をあげてた私達を見て、中国人だと勘違いした。
…って、事だと思うんですけど、ほんとビックリ!!!
これって、
日本人の男の子がアメリカ人の赤ちゃんにぶつかって転ばせた後に
謝りもせず突然、
『アメリカは日本に原爆を落とした』って言う感じですよ。
こわ~~~~!!!!
戦争の歴史とか、ましてや世界の侵略の歴史とか、
ほぼわかってない私なので、何も語る事はできませんが、
現代の、平和なニュージーランドに住む者同士として
昔の歴史が、人にぶつかって転ばせた言い訳にはならないと思うんです。
そして、あんな小さな子供の口から、とっさにこんなセリフが出るって事は、
その子のご両親、祖父母さんが、日頃からそういう事を教えてるって事なのかなぁ?
もちろん、自分たちの歴史を知る事は大切だとは思います。
でも、今を生きてる者同士、お互いに今を気分よく過ごすマナーは持って欲しい。
なんかモヤモヤしたまま、帰宅の車の中で、
「もう~!なんで現場ですぐに、あの子の発言を私に伝えなかったのー?!
もし私が聞いたら、あの子に意見を言えたのにー!!もー!!りっさん!!」
て、いつの間にかりっさんのせいになって、責めたてられたりっさんでした(苦笑)。