僕の飲み会の予定が何度か続いた後で、鯨井さんがふて腐れている。


「男と別れて弱ってるとこにつけこんで、優しいふりしてものにした俺なんかどうせすぐ捨てられんのやろ」



「・・・かつての自分自身の行動に捕らわれて、勝手に腐るのは是非やめていただきたい(-_-;)」



「そん時はそうとしか考えられへんかったんやって(;_;)」



鯨井さんの下心が清々しいほど透けて見える「優しいふり」には、そん時少なからず救われたのは事実で。
「すぐに」と言うが、鯨井さんとの付き合いは僕が今まで付き合ってきた他の誰より長いのに。


気づいてないようだから、どちらか言うてやろうかな。
そしたら腐るのやめてくれるかな。