日本唯一のアプト式 撮影日 2001/07/17
日本で唯一のアブト式鉄道に乗りたくて2001年の夏に大井川鉄道「井川線」に乗りました、この鉄道は日本一の急勾配区間90/1000を上り下りするために、「アブト式」が採用されアブト区間ではアブト式電気機関車を列車最後尾に連結して運行します。
南アルプス「あぷとライン」は、大井川の上流部奥大井の渓谷を、ゆっくりと走る鉄道で、千頭~井川までの25.5kmを結びます。井川線区間は、水力発電所建設の資材運搬用トロッコとして建設され、山間を縫うようにカーブ箇所が多く、トンネルも小型です。列車サイズもそれに合わせて、小さい車両を使用しています。
鉄道日本一の急勾配区間90/1000を上り下りするために、「アプト式」が採用され、アプト区間ではアプト式機関車を列車最後尾に連結をして、まるでケーブルカーのような急勾配を運行します。
http://www.oigawa-railway.co.jp/abt/abt_system01.gif
このアプト式機関車には「ラックホイールピニオン」という坂道専用の歯車が付いていて、線路の真ん中に敷設された「ラックレール」という歯形レールを噛み合わせて坂道を上り下りします。
列車全体を制御し、万一のトラブルに対応するため、常に坂の下側にアプト式機関車を連結いたします。
(アプトいちしろ駅から長島ダム駅へ上る時は先頭車両の制御車で運転し、長島ダム駅からアプトいちしろ駅へ下る時はアプト機関車で運転します。)
列車全体を制御し、万一のトラブルに対応するため、常に坂の下側にアプト式機関車を連結いたします。
(アプトいちしろ駅から長島ダム駅へ上る時は先頭車両の制御車で運転し、長島ダム駅からアプトいちしろ駅へ下る時はアプト機関車で運転します。)
線路の軌間は在来線と同じで1067mmであり、軌間の中央にラックピ二オンギアが敷設されている。
大井川鉄道井川線はアプト式電気機関車とディーゼル機関車は勾配の下側(山麓側)に連結し、列車編成は固定であり、山頂側に登り進行するときは客車で制御運転、機関車は後押し進行です。
このアプト式電気機関車[ED90形]には「ラックホイールピニオン」という坂道専用の歯車が付いていて、線路の真ん中に敷設された「ラックレール」という歯形レールを噛み合わせて坂道を上り下りします。
1990年、大井川鐵道・井川線は、アブトいちしろ駅 - 長島ダム駅間の路線付替えによりアプト式運転区間を完成させた。その区間での補助機関車として1989年に日立製作所で製造された電気機関車がED90形です。
ED90形は各ボギー台車内にラック歯車を装備している。ED90形に搭載される電動機は合計6基であり、走行用のHS-22228形電動機4基とラック歯車駆動用の2基です。大井川鐵道は3両のED90形を保有しており、それぞれ、ED901, 902, 903の車両番号が与えられています。
険しい谷間にトンネルと急勾配が連続の軌道を列車は走ります。