学生時代からの友人はほぼ全員
20代のうちに結婚し、
30代初めまでに2人目の出産を終え、
今はとっくに子育ての真っ最中です。


私は30代半ばまで仕事に没頭し
(こういえば聞こえがいいので..笑)
結局38歳から妊活するという、
昔なじみの友人たちとは
全く違う路線を歩くことと
なっていました。


そんな中、
例に違わず早くに結婚した
高校時代からの親友からの一言で、
妊活がいかに苦しいものか、
と、深く思った出来事がありまして。
ぐすん


当時私は結婚して一年ほどした
絶賛妊活中の40歳の頃。

立派な子育て世代の親友たちには
今さら妊活、
ましてやずっと不妊治療をしている
などとは打ち明けられないまま
ずっと通院していました。
ショボーン


その親友である彼女は
小学校と幼稚園の子供のママ。
20代初めから婚活をし、
20代後半で結婚。
人生設計を早いうちから着実にし、
実現させた子です。


そんな彼女とのやりとりで、
体力が落ちないためのスポーツの話を
していた時のこと。

「最近、脚力が明らかに落ちてきた」

というその親友に、

「沢山歩いたりしたら筋力つくよー!」

などと言葉を返したところ、

「◯◯(私の名前)も、子供が産まれて
運動会に出れば、足がもたついて絶対走れないから。子供ができればそのうち分かるよ。ふふふ」

と言われました。



悪意...


そうとしか受け取れませんでした。
ぐすん


もちろん彼女は
私が不妊治療しているなど
知る由もないので、
悪意はなかったかもしれません。

しかし、
20年以上ずっと親友として
付き合ってきた、
仲良しグループの一人である
彼女のその言葉を、
ただ「悪意」としか理解できなかった
自分がとても悲しかったのです。


「40歳で妊娠する」


ということが
どれだけ大変なことなのか。


不妊治療をしてみた人にしか
分からない。

自然妊娠できる妊娠力があった人には
絶対に不妊の苦しみは理解できない。


親友にさえ、
そう思いました。


そして、

妊活や不妊治療は
通院だけで辛いのではなく、
こういったふとした周りの何気ない
言葉にも敏感になる、
といった意味でも
苦しいものなんだ...

と実感した瞬間でした。






何気ない言葉...
ぐすん


例えば、

親戚のおじさんなどから
「早く赤ちゃん作らないと」
って言われることや、

久々に会った友人から
「子供いるんだっけ?」
って聞かれることとか。



昔は私も悪気なくそのように
言っていたかもしれません。


だけど、


人には色んな事情や
絶対に表には出さない
辛い感情、
心の痛みがある。



ぐすん





不妊治療を始めて
そのことを痛感するように
なれたことは、

ある意味私の財産かもしれません。
音譜