精神的な病があるというのは


どういうことなのかよくわからなかった。



「私はこういう病気だからいつも悲しいの」


「喜びがないの」


「愚か者の病気です。」



彼女はそう言った。


たしかにいつも悲しそうな顔をしていた。



最愛の人を知っていても


一番大事なことをわかっていても


心の弱い部分を自分ではどうすることもできない



彼女はよくわかっていた。


だから彼女は謙遜だ。



また一つ私の心は砕かれた。


謙遜であること、


今年も忘れずにいたい。



彼女はよく笑っていた。


「だから、みんなといれるから、ここにくるのよ」


と言っていた。


同じ部屋で同じ時間を少しでも持つことができて良かった。
雨降りココさんのブログ-窓の光