よく電車の中で泣く。


電車は


外なのに中みたいで


周りは人だらけなのに


他人に無関心な集団の中にいるから


まるで一人で居るような勘違いをする



一人で静かに泣いてれば


あんなに人がいるのに


誰も気付かない



自分の気持ちに気付いたから


悲しくて泣いた



真剣に話を聞いてくれた人と


帰り際にさよならするのが淋しくて


それだけだった


働くようになるまで


あと何回会えるのかとか


これからもう会うこともないのかと思ったら


今日会えてよかったという言葉が


泣きそうで言えなかった


こうして感謝の言葉を言えずに


気持ちを伝えられずに過ぎてしまうことばっかり。