こんにちは、初めまして。僕は30代半ばの無職です。今は恋人に生活を支えてもらいながら、ただ日々をやり過ごしています。社会的に見れば完全に「負け組」と言える存在でしょう。でも、少し前の僕はそんな未来を想像すらしていませんでした。
両親の愛情に包まれ、不自由なく育った幼少期。中学高校時代も勉強が得意で、地元ではそれなりに有名な進学校を卒業し、上位国立大学へ進学。エリートコースをまっしぐらに突き進む自分に、なんの疑問も持っていませんでした。
大学卒業後、大手企業に就職し、2年目から海外駐在員として抜擢されました。毎日が忙しく、責任も重かったけれど、それ以上に「自分は特別な存在だ」と感じていました。会社でも評価され、将来を約束されたような気分でした。
その勢いも余って会社を辞め独立し、僕は結婚し、子供も生まれました。表面上は何もかも順調。周りからも「完璧な人生だね」と言われ、自分でもその通りだと信じていました。
しかし、人生は時として驚くほど無情です。
コロナ禍が始まり、その煽りを受け経営していた会社が倒産。さらに、体に異変を感じて病院で診断を受けたところ、10万人に1人の難病が発覚しました。働けない身体になった僕は、家族を支えるどころか、足を引っ張る存在になってしまいました。そして離婚。
「順風満帆」だった人生が一気に崩れ落ちる瞬間。そんな経験を僕はしました。このブログでは、エリートだったはずの自分が、いかにして何者でもない哀れな男へと転落していったのかを綴っていきます。同じ過ちを繰り返す人を減らすために。
この物語はフィクションかも。。。
↑ポチっとしてくれたら励みになります!