大黒さま
本名は大黒天ですが、この方元々は古代インドはヒンズー教で暗黒を司る死の神様「マハーカーラ」でした。これがまあ、恐ろしい神様で、インドの最高神シヴァの夜の姿だと言われています。
その奥さんはインドで最も凶暴な女神と言われたカーリー、血肉と引き換えに不老不死の秘薬をくれるそうなんですが、少しでも恐れたり、ごまかそうとしようものなら、即、命を取られてしまうという、そうそう閻魔様ですな、そういう恐怖の神様だったようです。
それが仏教に入ってくる時に、一つの系統では戦闘の神様、別の流れではなぜか台所の神様になってしまったんだそうです。そんなこんなで日本で入ってくると、大国主命の大国と読みが同じ、ということでごっちゃにされてしまったようで、なんともはや、神様と言うものは、誤解と混乱のたまもののようです。
今、私たちが抱いている大黒さまのイメージは、この台所の神様をベースにして、福の神、農業の神、豊穣の神を表しています。
