糖尿病治療 ,新たな道筋
≪Poinnto!ニュース≫
☆脾臓の細胞と骨髄細胞『融合』
京都大の角昭一郎准教授(再生医療)らの研究チームは、血糖値を下げる
インスリンを出す膵臓内の『膵島』の細胞と、増殖力の高い骨髄の細胞を
融合させて移植することで、重い糖尿病の治療の効果が上がることを、ラット
を用いた実験で初めて突き止めた。糖尿病の新しい治療法の開発につながる
成果。
膵島の移植は糖尿病の有効な治療法だが、一人の治療にドナー 二、三人分
の膵島が必要でドナー不足が課題だった。角准教授は『実用できれば、ドナー
一人分の膵島でニ、三人を治せるようになるかもしれない。まずは、課題である
融合細胞の安全性を、動物実験で慎重に調べたい』と話す。
☆インスリン出す能力 維持
これまで、膵島の細胞は、数日も培養するとインスリンを出す能力が落ちる
ことが知られていた。そこで角准教授らはラットを使い、膵島の細胞と、増殖
力が高く、細胞死を抑制する能力を持つ骨髄内の幹細胞を電気的に刺激
して融合。この融合細胞は、二十日間培養してもインスリンを出す能力を保っ
ていることが判明した。さらに、百万個の膵島細胞と同数の骨髄の肝細胞から
作った融合細胞を、人工的に糖尿病にしたラットの腎臓の表面に移植。
徐々に血糖値が下がり、移植による治療効果が三ヶ月持続することを確認した。
百万個の膵島細胞のみを移植しても治療の効果はなく、融合によって膵島細胞
による治療効果が上がると分かった。
中日新聞抜粋
≪ビジネス・タイム≫
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