ポルトガル”コルク復調”
≪Poinnto!ニュース≫
♦~環境への優しさなどが再評価され~
世界一のコルク生産を誇るポルトガルで、基幹のコルク産業が輸出減で
陥った一時の不振から立ち直りつつある。ポルトガル産コルク製品の2012
年の輸出額は前年比4%増の8億4570万ユーロ(1031億円)と10年以降
3年連続で増加し、08年の水準を回復した。同国のコルクの輸出額のうち、
約7割は『ワイン栓』向けだ。
ところが2000年代初めから、ワイン栓に価格の安い合成樹脂などを使う
動きが加速。また『コルクは木を伐採するから環境を破壊する』という誤解が
広まった不運も重なって、コルク輸出額は01年から09年の間に22%も減少
した。実際には、コルクの収穫にあたって木を伐採することなく、コルク樫の
樹脂を9年に一度剥ぎ取る。コルク樫の寿命は150~200年で、その間に
平均16回、コルクが収穫される。10年以降輸出が回復し始めたのは、米国
中国、ブラジルなどの新たな市場を開拓したこと、ワインをおいしく保つ機能性
や、環境への優しさ、高級感などが再評価されコルクが合成樹脂から市場を
奪還したことである。また、コルク用途の多様化も進んでいる。ポルトガルの
コルク生産量は年間10万トンで、世界全体の生産量の49.6%を占める。
読売新聞抜粋
≪ビジネス・タイム≫
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