がん化防ぐ物質発見
≪Poinnto!ニュース≫
☆神戸大 マウス投与で効果
多くのがんの発症に関与するタンパク質『Ras(ラス)』の働きを阻害する
化合物を、神戸大大学院の片岡徹教授らのグループが発見し、発表
した。化合物をマウスに投与し、がん増殖を抑えており、新たな抗がん剤
開発につながると期待される。
Rasを作り出す遺伝子が突然変異している場合、Rasは他のタンパク質と
くっつき、細胞をがん化させる信号を伝達するようになる。
グループによると、がん全体の原因の約二割はこのケースで、大腸、膵臓
がんで割合が特に高い。グループは、大型放射光施設スプリング8(兵庫
県)でRasを解析し、2005年表面に化合物が結合できるポケット構造を
発見した。ポケットに結合物があれば、たのタンパク質とくっつくのを邪魔
して信号伝達を阻み、がん化を防げる。コンピューターのシミュレーション
や作用実験を進め、約四万の候補物質から三つを選び出し『Kobeファ
ミリー化合物』と名付けた。人の大腸がんを移植したマウスに化合物を
投与すると、投与していない場合と比べ、がんの増殖が約五割抑えられた。
中日新聞抜粋
≪ビジネス・タイム≫
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