慢性腎臓病 リスク遺伝子発見
≪Poinnto!ニュース≫
☆三重大など 予防、新薬開発に道
腎機能が徐々に悪化する慢性腎臓病(CKD)の発症確立を高める遺伝子
を、三重大生命科学研究支援センター(津市)の山田芳司教授らが突き止
めた。唾液などの検査で発症リスクが分かるようになり、予防や治療法の
開発につながる可能性がある。
CKDは国内の患者数が1300万人以上と推計され『新たな国民病』とも
いわれる。病状が進行すると、末期腎不全や心筋梗塞などを引き起こす
危険がある」。食事などの生活習慣のほか、遺伝要因が指摘されていた
が、関連する遺伝子は判明していなかった。
三重大や名古屋市立大などでつくる研究チームは、CKD患者とそれ以外
の計3800人の全遺伝情報を解析した結果、患者に多い三種類の塩基
配列を発見した。さらにCKDを併発することが多い糖尿病患者約1000人
で、三種類の組み合わせを調べたところ、最も発症しやすい組み合わせ
の患者のCKD併発率は、発症しにくい組み合わせの患者の7.4倍に
上がった。遺伝子が特定されたことで、その遺伝子を狙った新薬の開発
につながるとみられる。山田教授は『検査の精度を高めることで一人一人
の発病率が割り出せる。患者のリスクに応じた個別的な予防法の開発に
期待できる』と話した。
中日新聞抜粋
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