東海・東南海・南海3連動
≪Poinnto!ニュース≫
☆宝永地震M9超か
国内で過去最大とされる江戸時代の宝永地震(1707年)が、東日本大震災の
マグニチュード(M)9を上回る規模だった可能性があるとする研究成果を、産業
技術総合研究所(茨城県つくば市)の石川有三研究員が12日、日本地震学会
で発表した。
宝永地震は東海・東南海・南海の3地震が連動して同時に発生したとみられる
大地震で、これまでM8.6と推定されてきた。
古文書などの記録から、九州、四国沿岸から大阪湾まで津波が押し寄せ、死者
は2万人を超えたとされる。
石川研究員は、近年国内で起きた複数の大地震に関し、震度6弱以上を記録
した領域の最大長とMとの関係を分析、データを基に宝永地震の規模の再評価
っを試みた。
それによると、2003年の北海道十勝沖地震は震度6弱以上の領域の長さが
185キロでM8、東日本大震災は領域の長さが445キロでM9.中央防災会議
の資料から宝永地震は領域の長さを590キロとしてM9.3と求めた。
また震災後1ヶ月間にあった余震を見ると、震度6弱以上の領域の長さが、本震
の1.4倍だったことから、宝永地震の余震の領域の長さを826キロと推定。
余震域の面積から地震の規模を求める計算式に当てはめて、宝永地震をM9.1
と評価した。
Mの値が0.1大きくなると地震のエネルギーは約1.4倍となる。
M9.3ならエネルギーはM9の約2.7倍となる計算。
石川研究員は『宝永地震の規模がきちんと評価されていなかったことが、
M9を想定できなかった理由の一つ』と指摘した。
2011.10.13 中日新聞より
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