耐震改修と密集地の老朽住宅除去を助成
≪Poinnto!ニュース≫
国土交通省は2011年度から、住宅の耐震改修と密集市街地の老朽化した
住宅の除去費用に対する補助として、1戸当たり30万円を定額補助する制度
を導入することになりました。住宅の耐震改修補助を導入している地方自治体
は2010年4月現在で56%に留まっています。現行制度では国と地方自治体
がそれぞれ負担する仕組みで、財政難から耐震改修補助を躊躇する自治体も
あり、国が定額補助する制度に変更することになりました。
また、密集市街地については、2011年までに地震時の安全性が確保される市
街地を100%にすることを目標としています。そこで、延焼や倒壊の危険性が
高い老朽化した住宅の除却費を定額補助する制度を新たに設けることにしました。
住宅の耐震化については、2020年までに不十分な住宅の割合を5%に下げ、
2015年に耐震化率を90%にすることを目標としています。この90%の目標を
達成するには650万戸の建て替えや耐震改修が必要なため、すべての地域
で住宅の耐震化補助が受けられるようになりました。
具体的には、住宅の耐震改修に対して、戸建て、マンションを問わず1戸当たり
一律で30万円を補助します。すでに実施している地方自治体の耐震改修補助
は、おおむね60万円で半分の30万円を国が負担しています。既存の耐震改
修補助に影響を与えないよう30万円としたということです。
耐震改修補助については、今年6月の国交省行政事業レビューで、床面積で
補助金額を決めるなど複雑で使いにくいことから、年間5968戸(2008年実績)
に留まり、抜本的改善が必要でした。このため、定額補助でわかりやすい制度に
するとともに、自治体の財政負担をなくすことで地域に関係なく補助が受けられ
るようになります。
一方、密集市街地における老朽住宅の除却費に対して、2011年度導入する予
定の耐震改修補助と同じ30万円を定額補助します。密集市街地に対しては、
これまで耐震改修や防火改修に対する補助制度はありましたが、除却費への
補助は初めてとなります。老朽化した空き家などを撤去し、スペースを作ること
で市街地の安全性を高めることを狙いとしています。
これらの補助は、一括交付金の社会資本整備総合交付金が使われます。
≪ビジネス・タイム≫
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