田沢型6銭切手(Red Brown)の使用例 単貼・外信私製はがき TAIHOKU発 | 郵便・切手から 時代を読み解く

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切手コレクター必見! 経済評論家にして郵便・切手評論家でもある池田健三郎が、辛口トークと共に「ゆうびん」や「切手」を通じて時代を読み解きます。
単なる「切手あつめ」や「郵便物コレクション」とは次元の違う、奥深き大人のライフワークの醍醐味をお伝えします。

引き続き、田沢型6銭切手(Red Brown)の使用例の外信はがきを紹介していきます。

 

これは、1931(昭和6)年3月25日に台湾・台北局からスイスあてに差し出された葉書です。

 

 

TAIHOKUと欧文表記された日付印は、なかなか見かけません。

 

外信はがきは最も一般的な使用例だけに、内地の場合は、ありふれたTOKYOやOSAKAでない局の欧文印を確保し、外地は差出地として台湾・朝鮮・南洋・樺太など当時の日本郵政管轄領域をあまねくカバーしたいと思っていますが、現実にはなかなか難しいですね。