平壌(朝鮮)の手捺し標語印つき混貼航空便カバー | 郵便・切手から 時代を読み解く

郵便・切手から 時代を読み解く

切手コレクター必見! 経済評論家にして郵便・切手評論家でもある池田健三郎が、辛口トークと共に「ゆうびん」や「切手」を通じて時代を読み解きます。
単なる「切手あつめ」や「郵便物コレクション」とは次元の違う、奥深き大人のライフワークの醍醐味をお伝えします。

昨日届いた、会報「いずみ」の連載記事に、手押し標語印があります。なかなか魅力的な印影ですが、拙蒐には殆どこの消印はないのです。そう思っていたところ、唯一の例外として、画像のカバーがありました。

 

実は思い立って、先日から普段あまり手を触れないグループのマテリアルの整理を始めたところ、これが出てきたのです。

 

 

ちょうど収友に手伝ってもらいながら航空料金の解析をし、

・平面料金(20g10銭,超20g毎6銭)=16銭(40g迄)
・朝鮮内地間航空(4匁=15g毎30銭)=90銭(45g迄)
・米国内航空(20g毎20銭)=40銭(40g迄)
⇒合計146銭

で間違いあるまい、と答えが出たところでした。

 

このカバーをどう生かすか、これからいろいろと思案しなければなりませんが、それを検討する作業工程は悩ましくも楽しく、かつ生産的な時間になりそうです。