2017年 新春にあたり | 郵便・切手から 時代を読み解く

郵便・切手から 時代を読み解く

切手コレクター必見! 経済評論家にして郵便・切手評論家でもある池田健三郎が、辛口トークと共に「ゆうびん」や「切手」を通じて時代を読み解きます。
単なる「切手あつめ」や「郵便物コレクション」とは次元の違う、奥深き大人のライフワークの醍醐味をお伝えします。

謹んで新春のお慶びを申し上げます。

今年も本ブログのご愛読をよろしくお願いいたします。

 

池田健三郎は、本年も堅確な団体運営と筋の通った言論を通じ、フィラテリー振興に邁進する所存です。

 

旧2016年は活動面においては、8年目となったJIPPのスターオークションの4回にわたる公開セールを無事に終えることができ、その収益を全日本切手展はじめ各種郵趣行事への助成等に充てることができました。

 

また、5月末から6月初めにかけて米国ニューヨークで開催された世界切手展(WSS NY2016)のナショナル・コミッショナーを吉田敬氏と共に務め、外務省等の関係諸機関はじめ多くの皆様のご助言やご協力の下で無事にそのミッションを完遂することができました。

 

さらに7月には、行徳国宏氏、吉田敬氏、有吉伸人氏とともに新団体:郵趣振興協会を立ち上げ、郵趣の持続可能性を高める活動を順調に始動することができ、本年4月からは郵政博物館において、郵便制度史展をはじめとする「郵博 特別コレクション展」を年8回にわたり同博物館と共催する事業がスタートするなど、順調な滑り出しを図ることができました。

 

この間、個人的には、ライフワークである「日本の急速郵便制度史」のコレクションをFIP世界切手展に出展し、ニューヨークで金賞(92ポイント)、台北で大金銀賞(85ポイント)を獲得したほか、ワンフレーム作品では「藤原鎌足5円」をFIAPタイ国際切手展に出展し金銀賞(84ポイント)を得ることができ、メダルを3つ増やすことができました。

 

一方で国内展では、学生時代から研究・収集を続けてきた喜望峰郵便史(5フレーム)を初めて全日本切手展に出品して大金銀賞(84ポイント)を獲得したほか、ワンフレームでJAPEXに「英領ニューブランズウィックのセント・イシュー」を出品して大金銀賞(84ポイント)を得ることができました。

 

以上の成果を踏まえて2017年は、国際展出品資格を得た喜望峰郵便史を、春のメルボルンFIAP展に出品するほか、他の国際展にも引き続き積極的にチャレンジしていく所存でございます。

 

こうした諸活動に際しましては、皆様のご理解とご協力が欠かせません。どうか、旧年に倍するご指導ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。


年頭にあたり平素の御厚誼に心から感謝申し上げるとともに、各位の御健蒐を祈念いたします。


2017年1月1日

      池田 健三郎


特定非営利活動法人 日本郵便文化振興機構(JIPP) 代表理事
 TOPHEXスター☆オークション オークショニア

NPO郵趣振興協会 代表理事