今日はこれといった大きな用事もなく、家でゆっくりと、マンガを読みながら穏やかな時間を過ごしていました。
 

10時半を回った頃、少しお腹が空いたので近所の「松のや」さんへ。 注文したのは、“大麦豚”得朝ロースかつ定食。せっかくなのでコロッケも追加して、お値段は630円。

先日、こちらのトンカツがバージョンアップしたと聞いて気になっていたんです。カナダ産の「大麦豚」という名前が冠され、それに伴い通常のメニューは少し値上げされましたが、午前11時までの「得朝」メニューなら、変わらず手頃な価格で楽しめます。

 

運ばれてきた一皿を見て驚きました。明らかに以前より肉に厚みがあり、ボリュームアップしています。そしてトレイには、これまでなかった「天然塩(粗塩)」が添えられていました。 「まずは塩で、肉の旨みを味わってほしい」というお店側の自信の表れでしょう。

得朝セットなので、焼きのり3枚とポテトサラダも付いてきます。ご飯は大盛りでいただきました。
 

まずは、お勧めの通り「粗塩」で一口。 ……正直に言って、脱帽でした。トンカツを塩で食べてこれほど旨いと感じたのは、嬉しい再発見です。二切れほど塩で堪能したあと、残りはいつものように特製ソースと辛子で。正直、甲乙つけがたい美味しさでした。
 

私自身、食に関しては「天ぷらは塩より天つゆ派」と思うことも多く、自称「馬鹿舌」なのですが、この肉質の向上ははっきりと分かりました。脂身も変な癖がなく、非常に上質です(もちろん、あの脂身と筋があるお肉をカツ丼にするのも捨てがたいのですが)。
 

追加したコロッケまで食べ終える頃には、お腹がいっぱいすぎて「頼みすぎたかな」と少し後悔するほど。590円で止めておけば……なんて、つい、せこいことを考えてしまいました(笑)。


大満足の食事を終えた後は、近所の公園の桜が気になり、カメラを手に少しだけ外を歩いてきました。


ふと気になって調べてみると、ちょうど2年前——手術して間もない頃の2024年4月2日に撮った写真が出てきました。
以下は、退院して3週間した頃の写真です。(2024/4/2)
 

 


あの頃、自分は何を考えていたのだろう。

少なくとも、再発は近いうちに必ず起こるだろうと覚悟していました。だからこそ、今後どう生きるかを決めなければならない、と。 けれど同時に、「どうせなるようにしかならないのだから、その時が来たら考えればいい」という、どこか開き直ったような気持ちも同居していました。


かつての私の仕事(業界)では、製品の特性や寸法の微細な変動から未来を予測し、フィードバックをかけて補正することが当たり前でした。判断が外れても致命傷にならないよう、補正量をコントロールする。それが「安定した成果」を出すための鉄則だったのです。(それを理解できずやらかした奴多数。)

 

その習慣もあってか、昨年、主治医にこんな提案をしたことがあります。 「CA19-9(腫瘍マーカー)のモニター間隔を狭めて、もし2回連続で数値が増加したら、その時点でTS-1(抗がん剤)を再開するのはどうでしょうか」と。

変動のベクトルをいち早く掴み、先手を打つ。それが自分なりの「戦い方」でした。 結局、主治医からは「TS-1の期間も長いですし、もし再発したなら別の薬剤の方が有効でしょう」という議論になり、今の私は、その時の対話を反映した「3ヶ月強」というスパンでの検査を2年経った今も続けています。

次の検査は、6月5日。 その日が近づけば、きっとまた、いろいろな思いに揺れ、悩むのだと思います。

 

手術前に一度、すべてを割り切ったはずのあの時の静かな覚悟。 今の自分の揺らぎを思うと、あの決意が嘘だったのではないかとさえ感じてしまいます。

それでも、今日のトンカツが美味しかったことや、目の前の桜が綺麗だと思えること。 その積み重ねの中にしか、答えはないのかもしれません。


同じ病と闘う皆さんや、日々を懸命に支えるご家族の皆さん。 皆さんの今日という一日が、穏やかで、美味しいものに出会える日でありますように。

ここから本日撮影した写真の一部を載せておきます。
以下に紹介するのは、全て85mmF1.8の単焦点レンズで撮影したものです。
あまりできが良い訳ではないんですけどねぇ。こういう撮影、実は苦手です。ww

 

 

 

 

これはおまけ。公園の水飲み場の写真です。

 

これはさらにおまけ。撮影に行く前、家の雑草がぼうぼうとなった庭で撮影したものです。