トリガーポイント療法とは腰痛、肩こり等の症状には必ずある
トリガーポイント。
症状の原因となる凝りのことでより過敏な痛みや反応がある個所です。
トリガーポイントは関連痛といって他の場所に痛みを飛ばす性質があります。

頭痛の原因が肩のコリで、ここを押すと頭痛と同じ反応がでます。
トリガーポイントが周囲の血管や神経を圧迫して過敏な状態になり腰痛、
肩こり等の不快な症状となります。

例えば腰痛で骨盤の奥が痛いという症状の場合
腰方形筋のトリガーポイントを押すと3骨盤の深部に関連痛が起きるとします。

これが普段発症する痛みと同じであればこのトリガーポイントが腰痛の
原因となるのです。
例えば、肩甲骨が疼く、痛いという
症状の場合
首の付け根にある斜角筋を押すと肩甲骨に関連痛が起きるとします。

これが普段の疼く症状と同じならば、これが原因の凝りとなるのです。
トリガーポイントは初めての方でもわかります。
それはトリガーポイントに当たると
「うーーん そこそこ その痛み(>_<)」
「あ゛ぁぁ 痛いけどもっと押してー」
「ズーーンと悪いところに届いている」
「なんか温かくなる」

と思わず声が出てしまうからです。
トリガーポイントは症状の強い人ほど関連痛が強く出ます。
逆に症状の弱い人は関連痛も弱いのです。
トリガーポイントに当たると始めは、
「つりそう」「熱くなる」
「どーーんと響く」のような強い反応が、
押し続けて慣れてくるとイタ気持ちいい
感覚になるのです。
「あぁぁ効いているぅぅ」
「痛いけどもっと押してぇぇ」
こうなるとほぐれてきている証拠です。

これがもっとほぐれると「気持ちいい」感覚に変化します。
これがもっとほぐれると眠くなったり、ボーーッとしたりしてきます。
始めの痛みが嘘のように。
ここまでくれば原因のの凝りが取り除かれて、筋肉が健康な状態に
なって症状が改善されるのです。
この響く反応こそがトリガーポイントに当たっている証拠です。
反応といつもの症状が同じであれば、それが症状の原因の凝りとなるのです。
これがないと施術効果もなく患者さんも
「効いているのか、いないのかわからない」
「その時はいいけど次の日には戻ってしまう」と
感じてしまいます。
こんな経験はありませんか?
トリガーポイントに当たると患者さんも
「効いている」
「これがとれれば楽になる気がする」
と実感できるはずです。
トリガーポイントに的確に当てる
ポイントを押してどんな反応があるのか、
当たっているのか、ズレているのか、
他の場所に響くのか、奥まで届くのか
患者さんに反応を確認してトリガーポイントに
当たっているかどうか判断します。

患者さんに確認する
トリガーポイントに当たったら、力加減を調整します。
強すぎて辛くないか、弱すぎて効いていないか、患者さんひとりひとり感覚は
違います、その方に合った力加減があるのです。
始めと終わりで痛みが変化があるのか、ないのか、どう変化しているのか
患者さんとのコミュニケーションがとても大事で、これがうまくいかないと
施術効果も薄れてしまいます。
患者さんを置いてきぼりにした、一方的な施術では効果もあがりません。

私が他の治療院に行って、ほぼも会話もなく淡々と施術する所がありました。
「もっとここを押して欲しいのに」
「そこは違うな」
「これは何のためにやっているの?」
と疑問に思う事があり、これでは
治らないなと感じました。
それ以来、患者さんに確認することの
大切を知り、コミュニケーションを
しっかりとって施術させていただいています。
コミュニケーションをうまくとれると
患者さんから 「そこは違う」
「もう少し右」 「もっと奥」
「当たりました」
「眠くなってきました」
「これがとれれば治る気がする」 といった感想や要望を言っていただけます。