神道では先祖のことを祖霊と呼び、祖霊を供養(神上げ)する祭祀(儀式)を「祖霊祭」と云う。

 

神道に於いては、御逝去した身内は、「遠祖明神(とをつみおや)」と云う「霊団」に習合されて、浄化向上のプロセスを経て、再び現世に転生してくると信じられている(真実です)。

 

神道では生まれ変わるものを「一霊」と呼び、これは「直毘霊(なをひ)」と云う我々人間の原質であります。

方や「魂」は、肉体の崩壊とともに徐々に消滅していくもので、生前の自分(自我)を形成していた、生きていくための道具でしかないのです。

 

そして魂には生きていた時の、「感情」や「執着」、「未練」や「怨み」などの思いなどが薫習していて、それを一つ一つ外していかなければ、良き来世を迎えることが出来ないのです。

 

我々神主は祖霊祭で、先祖のそうした捉われている執着心を、祈祷により外し、純化した一霊となって、転生して頂けるように祭祀を行うのです。

 

 

次に、大祓とは、今この世に生きている我々人間が、日々生活の中で受ける、他人や場所や物から発する罪咎穢れは、知らずのうちに体内に蓄積されて、疲労や病や不運などを齎すのです。

 

特に多いのが、人が発する怨みや嫉妬心、怒りなどであり、その念が身体を蝕んでしまうこともあるのです。

 

この身体に溜まった「罪咎穢」を大祓式(祭祀)によって祓うことを、日本では古来より行われてきたのです。

 

そして一般の神社で行われているものとは異なり、私の処では、神霊や神気を降ろして確実に祭祀を執行しています。

 

6月の祭祀のお知らせです。

 

誰でも何方でも参加することが出来ます。

 

 

祖霊祭・夏越の大祓

日 時:6月30日(日) 10:00~17:00

場 所:杉並区の公民館

内 容:祖霊祭、夏越の大祓、直会

会 費:一般10,000円  講員5,000円

締切り:6月28日(金)

 

申込み:kenyu.kouza@gmail.com