我々、人という未完成な存在は、他人に憧れるという悪弊がある。


一般的な社会的の価値観で見ればそうなのかもしれないが、親が子供に正しい行ないや人生の指針となるような生き方や目標として、伝記上の英雄や指導者を示したりするものだが、これは至ってノーマルな判断であります。


レオナルド・ダ・ヴィンチ、アルバート・アインシュタイン、西郷隆盛、徳川家康、ナポレオン、キリスト、マザー・テレサ、仏陀、空海、松下幸之助、スティーブ・ジョブズなど


彼らの功績は素晴らしいものと思います。


但し、彼らの人格と業績は全く別物です。


例えば狂犬病のワクチンを作ったパスツールの残した偉業は称えられて然るべきであっても、相対性理論を完成させたアインシュタインにしても、共に人類の叡智が成し得たこととして尊敬に値します。


然し、もしも彼らが変態であっても、人殺しであっても、児童性愛者であっても、成し得たその業績は普遍であり、本人の人格とは何ら関係はないのです。


これを理解するうえで、属人主義(人柄主義)と事柄主義というものの理解がとても重要な事となるのです。


昨今のTVの様に、歌手や俳優、お笑い芸人が、世論や経済、政治などに、未熟な私見を述べている様を見るとむかっ腹が立ちます。


お主等はその芸を磨け、お門違いな世論に口出しするんではないと言いたい。


馬鹿なんだから。