この物質世界(現世)は「集合的意識」の働きにより産まれた。
この霊的世界(幽世=理=神)は『集合的無意識』により成りました。
「集合的無意識」の中に「集合的意識」が包括されているのである。
現世に生きる我々は、この集合的意識(想念)の作用により生まれた。
宇宙や星々、地球や大地、数多の生命=万物は生み出されたのです。
集合的意識を「アカシックレコード」とか「阿頼耶識」とか「イデア」呼んでいる宗教や哲学は在るが、その本質の理解には至っていない。
敢えてここで『集合的無意識』と云うものを持ち出したのには、鎮魂行による目的を明確にするためであります。
私は日頃、「禊」や「鎮魂法」は『変性意識』に誘うための手段であり、深いトランス状態を経て自己の意識を覚醒させるとお伝えしていますが、その領域に至ることさえ至難の業であるのに、更にその先にある領域こそが「集合的無意識」なのであります。
幽体離脱やアカシックレコード、阿頼耶識を体感しても、それは「真我」(認識する存在が在る)の自覚であり、その先に真の領域として存在している「無自覚領域」というものには至らない。
…。
そこには既に「私」は存在しません。
「真我」さえも消え失せるのです。