観光客が増えても信仰(信者)が増えなければ、神道は滅んでゆくことだろう。
宮人も心して神道の将来を考えるべきであります!
社殿を豪華にしたり、多様な御札を作り、御朱印に凝ったりしてビジネス化の傾向に向かっている昨今の神社からは『神気』が薄らいでしまっています。
神社とは社殿に神様が居るわけではないのです。
その社殿前で神様に対して『祈る』場所なのです。
勘違いしてはなりません。
神社に神様はいないのです。
元々は今風の造りではなく、その場所は遥(奉)拝場として作られ、その先にある霊山や磐座などの神気や神霊に感謝の祈念をする場所であったのです。
神様を遥拝する場所だから、大勢の信仰を持つ人々が訪れるのでお社を建て、そこを守る者達が神職と呼ばれるようになったのです。
我々の仲間内では、神気のない神社は神社とは呼ばない!
単なる観光地にすぎない。
どうか日本の古より続く伝統文化を無くさないでほしいものです。