『祓い塩』とか『浄め塩』グッズというものがあるそうですね!?
そうしたサイトを何点か見たのですが、『あれ?』と思うことがありましたので解説しておきます。
『塩』は、祓のアイテムです。
それは間違いありません。
霊場に行くときや、霊術を行う時や、鎮魂実修の時など、また当然ながら禍津毘や穢れ、霊的な憑依などの霊障に対して『塩』は必ず用います。
大きく分ければ、『祓う』ためと『護る』ことに用います。
霊術神霊の世界では、きちんとした法則やルールがあって、それを遵守できる者だけがその効力の恩恵を受けられる仕組みとなっているのです。
その約束事(ルール)無視の物事は決して救いや願望は発動、成就しないことを、此処に明確に断言しておきますので参考としてください。
この写真の様な浄めの盛り塩グッズがありますが、使用方法を読むと、まず塩に霧吹きで水をかけて固まった塩を写真にあるような三角形の容器に押し込んで形を整えるそうです。
そしてそれを写真の様な平甎(ひらか)に乗せて部屋の中に置くことで浄化できるそうです。
これでは塩の効果は全く発揮できていません。
『塩』は吸うのです!
穢れや、禍津毘や、匂いや、想念を!
だからこそ神道では古来より塩を用いてきたのです。
そのためには、塩を固めてはなりません。
*固まってしまった塩には祓や護りの効果が無くなります。
更に、塩に湿気を与えてはなりません。
*湿気を帯びた塩も同様に効果が無くなるのです。
このような基本中の基本を分からずして、『祓ったり』、『浄めたり』など出来るはずありません。
嘘だとお思いならば、深山の霊場や深夜の墓場で試してごらんなさい!
瞬間で被って(憑依されて)しまいますから。