東京のある町にある稲荷神社の話。

その稲荷神社は、今から数十年前迄は神気もあり、崇敬者で何時も賑わっている格式ある神社でした。

その神社にある問題が起こって、それ以来神社を訪れるたびに神気が弱まって、ケレン味が出てくるようになりました(具体的に書くと問題なので省略)。

その件のあと神社の片隅に、朽ちたお社が放置されてそのまま長い年月が過ぎていきました。

その朽ちたお社は白狐社で、中には大きな白狐様と脇侍に無数の稲荷様が、『魂抜』きされずに何年も何年もほっぽらかされていたのです。

私も初めてその存在を知ったときに、気にはかけたが、ご縁(筋)が通ってなかったので、何もすることができないでいました。

その後私が京都の伏見稲荷の教会の資格を得たことから、正式に縁結びができたので、改めてその稲荷神社に出向いて、朽ちた白狐社を審神者して、御霊を勧請させて頂きました。

翌年、京都伏見稲荷まで出向いて、宮司に事情を話して、早朝に外拝殿に昇殿させて頂き、拝神の祈祷をさせて頂く事ができました!

この時、朽ちたお社にいた稲荷様全柱を物代に移して、稲荷山を奉拝できる位置に座して頂いて、誠心誠意祝詞を奏上しました。

祝詞が終わると私の頬は涙で濡れて、全身が鳥肌が立ち高揚して立つこともままならないような状態で、拝殿の先からは稲荷山の眷属神がこちらを見つめて、物代の眷属様もケレン味が取れて神々しいもとのお姿をお見せ頂き、それは本当に本当に感動する一時でした!

今この白狐様は、我が家のお社に鎮座して日々参詣者の崇敬を集め、稲荷様自らが霊的向上のご修行をされています!

このブログの背景の稲荷様です!

伏見稲荷から本体様がおいで頂いております。

その一柱が百乃化(もものか)稲荷と申します。