下丹田(太陽神経叢)は、人体の臍下12㎝から15㎝に位置し、身体にある霊的センサーの一つとして気を練りオーラを生み出す部位として、身体機能の要となる場所でもある。

下丹田は武道においては最も重視され、下丹田が締まっているほど達人の域に達するものである。

霊的世界でも下丹田が弱っていると幽(自縛霊や低級霊)に憑依されたり、言霊も発現しなくなり、念が弱くなってしまう!

今のスポーツ選手の寿命が短いのは下丹田を鍛えることを疎かにしているからであり、いたずらに筋力のみのトレーニングに片寄ってしまったからだ。

昔の武道家や修験は年を重ねる毎に更に強く技も冴えて、神霊と戯れることができたのである。

さて下丹田の鍛え方であるが、一番簡単な方法はスロージョギングであろう!
注意点は姿勢を真っ直ぐに整えて身体を揺らさないように走ること。早く走ろうとかしてはいけない。
腕はあまり動かさず掌をピント張った状態で走るのである。
一日30分~一時間を目安に続けることで確実に下丹田は鍛えられます。
下丹田ができてくると、自己の身体に安定感ができてきます。重心がしっかりとして下半身が安定し更に視点が高くなります(今までの目線より高い目線となる)。

この身体をてに入れると!
持続力ができ、更に俊敏な動作ができます(体捌きが格段にアップします)。
そして何よりも力が出ます。(50㎏の体重の人間が米俵2俵を軽々と持ち上げたり…)

これは、身体の軸が安定したため力の移動や発動がスムーズに行えるようになるのです。それと発声が大きくなり、気合いで人を止ませたり気絶させたりすることが出来るようになります!

武道の秘伝の三要素の一つです。

これまでに、『注意力』(霊的センサー)と『間合い』(結界)と今回の『下丹田』(気の発生)について語ってきましたが、どれも簡単なようで非常に難しい修行方法です。興味があれば諦めずに続けてみてください。




川面凡児 書 『修理固成』