仲間二人で京都、奈良への巡礼に最近行ってきました。

京都駅に着くと市内バスにのってまず晴明神社に行きました。
私は普通にお参りしましたが、彼は本殿右にある稲荷社でずいぶんと時間をかけて祈念していました。(後で聞いたが今回の巡礼が上手く行くように晴明大人命にお願いしたらしい)

その後またバスに乗って京都駅迄戻り、
JR奈良線に乗り稲荷迄行きました。

近くの店でお神酒と油揚げを求めて、伏見稲荷に詣でました。本殿で神様にご挨拶をしてから、裏のお山へと向かいました。

熊鷹社迄来て池のほとりで祈祷の準備をして、お神酒と油揚げを献饌して祝詞を奏上しました。祭式を終えると私が挙げた油揚げがなくなっていたのです。たぶん烏であろうが、羽音ひとつ全く聞こえませんでした。(彼は稲荷様が持っていったのだよと言いました)

それから下山してホテルにチェックインして、軽装な身支度をしていざ奈良へ向かいました。……が、途中事情ができてホテルに戻ることになりました。

時間が出来たのて改めて伏見のお山へと向かいました。
日もくれていたので山の雰囲気も昼間とは様変わりして、幽玄な雰囲気を醸し出しています。
私たちはひたすら奥へ奥へと足を進めて、
荒神田中社迄来て、祈祷をすることにしました。
この時霧が立ち込めてきて周囲が深々と静まり、風か爽やかに吹いてきました。
(我々は見られているという感覚を覚えました)

続いて清明社の清瀧に詣で、真っ暗な瀧で祈祷しました。その時の写真がこれです。





稲荷さまがお出ましになりました。

さらに山を巡り、薬力社、眼力社などを回り祈念をしているとき、彼が○○祝詞を奏上しながら山を回ろうといいだし、青木社で突然霧が視界を遮るように立ち込めて来て、なんとなくシャッターを切った写真がこれである。





〇の子供が写っている。

私は○○祝詞は死者や地霊を呼ぶ祝詞であるから反対したが、彼は只、大丈夫というのでその言葉を信じて再び二人で唱えると、突然彼が道を引き返して何かを拾いあげたのです。

何やら感じたのでしょう独り言を呟くと、
拾ったその物を私に手渡しました。
手に取ってみると、それはイヤリングでした。

私が何なのかと聞くと、何かの啓示だから持っといてよとだけ言うとまた祝詞を奏上しながら先に進んでいきます。

私も祝詞を唱えながら山道を歩いていると、霧がすごく深くなりますます幽しい雰囲気が私達の回りを取り囲んできました。
下社に着くと殆ど二人同時にあるものに目が止まりました。

それは、鈴紐がそれもすごく太い紐が風の無いのに揺れているんです。
人の気配は全くなく少々の風でこんなには揺れません。
このようなことが短い時間の中で立て続けに起こり、この夜は本当に色々なことが現象化してすごく充実したひとときでした。


翌日は始発の奈良線に乗り、奈良の春日大社まで行きました。彼が数十年前に体験したことを確かめる事もあってやって来たのです。(詳細は秘密ですので口外できません)

しかしずいぶんと前のことであり正確な場所が特定できかねて色々な道を歩いていると、偶然に記憶に残っていたものが現れその場所に辿り着く事ができました。(春日大社はとても広い敷地です)

そしてその場所で準備をして、祈念を始めると、足元の大地から白い靄のようなものが立ち上ぼりスーっと消えていったのです。





これがその写真です。



彼は一言、『通じたよ上手くいった』と…

春日大社はこれで後にして、天理に向かいました。

天理には古社で有名な石上神宮があります。この古社は、布留御霊、鎮魂法で、神道にその存在を示すほど重要な神社です。

社務所に断り、昇殿させていただき二人で『大祓祝詞』を奏上させて頂きました。
流石に日本有数の古社です神気が漂い素晴らしい祈祷ができました。

祈祷を終えて、降殿して帰ろうとしたところ、彼が何を思ったか御神籤を引きました。
私もそれに倣い引こうと思い2つあった籤箱の片方を振り御神籤を引きました。

なんと二人とも同じ番号が出たのです。

それがこの写真です。





偶然にしては、恐ろしい!(石上神社には 七支刀が奉られています。御神籤の番号は七番でした!7×7×7スリーセブン)

その後更に三輪まで足を伸ばして、大三輪神社へ向かい参拝を済ませ、末社の稲荷社に詣でたとき、いきなり風が吹いて渦をまくように吹き荒れました。
天狗様が来ています。私にも分かりました。

三輪神社も奈良有数の古社で大物主之命をお祀りしています。
周辺に数多くの小さな祠や末社が存在する神域です。その中の狭井神社へ詣でて、三輪山へ登りました。

山頂に奥社があり、磐蓙がご神体として奉られています。
その日は朝から晴れていました。我々が奥社磐蓙で祈祷の準備をして大祓を奏上し始めるとチラチラと雪が舞って来ました。
これも啓示のひとつです。祈祷が終わると雪も止みました。

そして下山して一服してると、霰が吹きはじめて私達の足を止めてしまったのです。

元伊勢と言われる桧原神社に行くはずでしたが、中止して伏見に戻りました。

午後5時を少し回っていましたが、社務所がまだ開いていたのでお札を戴いてホテルに帰ろうと参道の階段に差し掛かったとき
、一羽の雀が私達の前に飛んできて、すぐまた何処かへ飛び去っていきました。
ふと雀のいた場所に目をやると、なんとそこに稲穂が落ちていたのです。

私達のところに雀が稲穂を運んで来てくれたのです。
これには二人とも感動して言葉が一瞬でませんでした。

それがこの稲穂です。





この夜は、喜びと感動から伏見界隈で飲み明かしました。


翌日は、やはり朝早くホテルを後にして伏見稲荷に詣で、帰りの挨拶を済ませて、京都駅に向かいました。

朝早いので豊橋で下車して豊川稲荷に詣でる事としました。

豊川稲荷でも奥宮に行き昇殿させていただき、二人で大祓祝詞を奏上しました。祝詞奏上がとっても上手く言霊になり素晴らしい祈祷ができました。眷属様も大喜びでした。
その後、狐塚に詣で祈祷をして豊川稲荷を後にしました。

二泊三日の京都・奈良+豊川の巡礼の旅でした。

終り