人体に巣食う現代最大の寄生虫――カンジダ菌が人体に与える影響!! | 梵のブログ

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【人体に巣食う現代最大の寄生虫――カンジダ菌】

ーーーーーーーーーカンジダ菌についてーーーーーーーーー

 

現代人の食事は、この50年で劇的に変わりました。砂糖食品があふれ、砂糖の入っていない食品を探すのはスーパーでは難しいほどです。忙しい生活のため に、加工食品、缶詰、冷凍食品もどんどん開発され、ファーストフード、コンビニ産業は花盛り。小麦製品もその他の炭水化物食品も、巷にはなんでもござれで す。

しかし、人々の健康はそれとは反比例して、どんどん悪くなっていっています。病気が増え、気分も悪くなり、肥満も増え、昔と比べて寿命こそ延びていますが、日本では健康寿命と言われるものは実質短くなっています。これはなぜでしょうか。
どうして、これからも慢性疾患の割合は増え続けると言われているのでしょうか。

その答えは、意外なところにあります。それは、常在菌のカンジダ菌(カンジダ・アルビカンス、カビの一種)です。
カンジダ菌と言うと、性交渉などによるカンジダ膣炎を多くの方は想像され、普段は関係ないと思う人が多いようですが、この通常はおとなしい日和見菌は、一定の条件が揃えば恐ろしい存在となってしまいます。

健康な人の腸では、善玉菌の割合が80%、悪玉菌が20%というのが良い例ですが、ここに、カンジダ菌の好きな精製砂糖、精製炭水化物、加工食品、人工甘 味料などが立て続けに入ってくると、それらはカンジダ菌の好物ですので、彼らは爆発的に増えていきます。それが、最初は胃だけだったのが、腸全体に広が り、それから体のあちこちまで運ばれていって、体内の各器官で悪さをするようになっていきます。

それらの進行はゆっくりですし、本人は気づいていないことがほとんどですが、やがて以下のような症状で顕在化してきます。

ー 慢性疲労、全身倦怠感
ー 食品・化学物質過敏症、アレルギー
ー 性欲の減退
ー アトピー性皮膚炎
ー 乾癬
ー 水虫、爪水虫
ー 免疫機能全般の低下
ー 喘息
ー 花粉症

[消化器系]
ー 口腔カンジダ症
ー 腹痛
ー 腹部膨満感、ガスが溜まる
ー IBS(過敏性腸症候群)
ー 下痢や便秘を繰り返す
ー 慢性的な膀胱炎

[婦人科系]
ー カンジダ膣炎
ー 生理不順
ー PMS(月経前緊張症)
ー 甲状腺機能異常

[神経系]
ー 鬱
ー イライラ、焦燥感
ー 集中力の欠如   (などなど、本当はもっとありますが)

そして怖いことに、カンジダ菌が一旦腸を占拠すると、それは、糖をもっと入れるようにと信号を送り、脳を再プログラムしていきます。 脳がハイジャックさ れると、人の味覚やホルモンが変わり、人はもっともっとこんな食べ物が欲しくなります: パン、麺類、ピザ、精製砂糖、精製炭水化物、清涼飲料、デザー ト、お菓子、揚げ物、ファーストフード、インスタント食品・・ 

もし今まで、私はこんなにこれらのものは好きではなかったんだ、何でか分からないけど止められないんだ、という人は、それはあなたのせいではなく、カンジダ菌が「もっとエサをくれ!」と要求していると思って下さい。

実際、2014年末時点でアメリカ人の80%がカンジダ菌による何らかの不定愁訴、慢性疾患で悩まされています。アメリカの一般的食事である SAD(Standard American Diet、皮肉にもこう呼ばれています)はこんな食べ物ばっかりですから、何も意識しないと、必然的にこのようになってしまうのです。日本人も、70%ぐ らいはそうだと言われていますね。

ここで何かを気づきませんか? この症状は、全くリーキーガットの症状そのものなのです。 カンジダ菌は、勢いを増すと、長い根を伸ばして、それが腸を 覆っている粘膜に事実上”穴”をあけていきます。それが、腸の透過性を増して、未消化の食べ物、毒性物質、ばい菌などを血流に漏れ出させてしまうのです。 またカンジダ菌自体も、増殖するとマイコトキシンという毒性の老廃物を出して、免疫系をさらに弱め、弱った腸はさらに透過性を増す(もっと穴だらけにな る)といった悪循環に陥ります。

腸を、口に例えればわかりやすいでしょう。 例えば、あなたが何週間も何か月も歯を磨かないとどうなるでしょう? 食べ物カスで歯垢は溜まり、口臭は増え、歯周病にもなり、挙句の果てには虫歯で歯を失うでしょう。それと同じことが腸でも起こっているのです。 
入れる食べ物を意識しない人の腸は、あちこち老廃物がこびりついて、悪玉菌は増殖し、食べ物は腐敗して有毒ガスを出し、それがさらに腸を悪化させていきます。腸をメンテナンスすることがどれだけ大切か、分かってもらえますでしょうか。

端折ったつもりが、これでも長くなりました(^^;
では、次回はこのカンジダが「ガンを起こしている張本人かもしれない」、という説と、どうすればカンジダを除去出来て、健康な腸に戻れるか、または保てるかということについて書きたいと思います。