「トランス脂肪酸ゼロの理由」
これから書くことは、単なるゲスの勘ぐりである。特に意味はなく、遺伝子組み換え作物反対論者の戯言でしかないと思っていただきたい。
米国のマクドナルドは、2008年よりかもしくはそれ以前に、フライドポテトに使用する油をトランス脂肪酸フリーのものに変えたと、CEOのジム・スキナーが株主に語った。
http://www.foxnews.com/…/…/mcdonald-fries-are-now-mchealthy/
それまで、マクドナルドはポテトをあげるのにショートニングを使用していた。牛脂とキャノーラ油に水素添加したものだ。それを、米国国民の声を聞いたマクドナルド社はトランス脂肪酸フリーを宣言し、使用油を変えた。
現在は何の油を使用しているかというと、キャノーラ、トウモロコシ、大豆、水素添加大豆である。水素は添加されてはいるが、これによりトランス脂肪酸フリーに近づいという。
http://www.mcdonalds.com/…/what-kind-of-oil-do-you-use-to-c…
米国では食品医薬品局(FDA)もトランス脂肪酸ゼロを目指すと発表しており、消費者にとってはとても喜ばしいことだ。
だが、そもそもパーム油のようにアブラ椰子から取れた油はトランス脂肪酸はほとんど含まれない。水素添加してショートニングにしなければ良いはずだ。それをわざわざトランス脂肪酸が発生しやすい高温精製する大豆油やコーン油などに変える意味が良くわからない。
ただ、一つだけ確実に変わったことがある。マクドナルドの油は、遺伝子組み換え大豆と、遺伝子組み換え菜種と、遺伝子組み換えトウモロコシ100%に変わった点だ。
パーム油には遺伝子組み換えはない。牛脂とキャノーラ油なら遺伝子組み換え作物が含まれるが100%ではない。これが遺伝子組み換え作物が100%になったという変化が起きたわけだ。
元々、遺伝子組み換え作物はマクドナルドがスターターとなった。マクドナルドの安い牛肉をつくるために、米国の穀物メジャーは遺伝子組み換え大豆やトウモロコシを積極的に採用し、畜産業にばら撒いて来た。
一時、マクドナルドのポテトが遺伝子組み換えジャガイモに変わりかけたが、米国人が直接食べるものに使用するのは経営的にマズイと感じたマクドナルド社 は、このジャガイモの使用を断念した。その代わりに、油を全て遺伝子組み換え作物に変えてしまおうと企んだのではないだろうか。
もちろんこれはゲスの勘ぐりのレベルである。あれだけ遺伝子組み換え作物を推進して来たFDAが、今更トランス脂肪酸ゼロと言い出すには、何かカラクリがあるのでは?と思ってしまう・・・・・・・・・。
だが、意外に的を射ているのではないだろうか…。
※参考記事
http://www.foxnews.com/…/…/mcdonald-fries-are-now-mchealthy/
http://www.mcdonalds.com/…/what-kind-of-oil-do-you-use-to-c…
http://tabemono.info/report/former/10_4.html