JCO臨界事故・・・・・とX線 | 梵のブログ

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ーーーーーーーーー以下、ドクター内海氏~ーーーーーーーーーー

JCO臨界事故

1999年、東海村JCOで2人の職員が大量の放射線を被ばくした。国内初の臨界事故である。被曝したのは大内さんと篠原さんの2名、特に大内さんは致死 量を遥かに超える8シーベルト(グレイ)の被ばくをした。ここでは等量換算で8グレイと考えればよい。しかし、事故後入院した当初、病院ではきわめて元気 だった。精神的にも落ち着いており、看護婦相手に快活に冗談を言ったりしていた。ラグビーをやっていた彼は70キロを超える体格で、明るい性格の持ち主 だった。事故から6日後、医療チームの一人は一枚の顕微鏡写真を見て、愕然としたそうだ。

「そこには、体内の骨髄細胞の染色体が写っているはずだった。しかし、そこにはバラバラに散らばった黒い物質が写っているだけだった。体内の染色体は、大 量の中性子を浴びて他、その鎖を断ち切られ、まるで砂のようになっていた……」「染色体が破壊されたということは、今後二度と新しい細胞は作られない、と いうことだ」(『怖い噂』Vol.8「東海村臨界事故の黒い闇」)無残な事態は、予想どおりに進行した。入院1カ月後には、全身の皮ふは剥がれ落ち、表面は赤黒くなり亀裂が縦横に走った。顔面は異様に腫れ上がり両目は完全に塞がり、回復の兆しは残念ながら見えなかった。医療チームの献身も寄与し科学的に考えられる寿命よりは延長されたが、事故から83日後、12月21日に他界されている。

このJCO臨界事故は、輸血血液への放射線照射の末路を如実に示している。そして、血液製剤に浴びせられる放射線量(15Gyから50Gy)は簡単にいう とそれよりもさらに多いことになる。つまり、放射線照射の輸血は、全身の血行障害を引き起こし、多臓器不全を引き起こすリスクが潜んでいる。15Gyから 50Gyの照射線量を浴びた生物が生き延びることはできない。しかし、ここでの問題はそれがすぐに死に結びつくわけではないという点である。つまり、放射 線照射された血液製剤とは「1週間後には必ず全部死んでしまうようなズタボロ血球製剤」なのだ。皆さんはこんなものを体内に入れたいと思えるだろうか?

X線撮影に強い発ガン性があることは、知られている。マンモグラフィーも乳ガンを増やすことがすでに確認されている。肺ガン検診で3年間に6回、胸部レン トゲン撮影しただけで、検診を受けなかった組より1・36倍肺ガン死することが疫学的に証明されている(92年、チェコ・リポート)。放射線は、すべての 細胞に等しく傷害を与えるのだ。(血液の闇より一部抜粋)