NPO法人道普請人の「土のう」技術がケニア政府公認の道路整備工法となった物語 | サバンナの風のブログ

NPO法人道普請人の「土のう」技術がケニア政府公認の道路整備工法となった物語

みなさま。
私ども道普請人の理事長木村亮教授は神出鬼没です。先にポルトガルから電話で「ブログさぼっとったらいかん」の注意が来たと思ったら、2012年12月9日には南スーダンへの道すがら急遽ナイロビに来て「舟盛り寿司」の前で「ブログ、ブログ」です。冷汗が出ました。


$サバンナの風のブログ
すぐブログを書くように指示を受けながら木村先生の心づくしのお寿司を頂きました。ケニア・スタッフの松本さんが喜び顔で舟盛り寿司をながめています。2012年12月9日、ナイロビの「故郷」にて。


外務省プロジェクト。国連ILOプロジェクト。現場活動を急転回させることにかまけていました。半年もブログを書くことを休んでいました。ごめんなさい。


$サバンナの風のブログ
国連ILOスタッフによる若者訓練の現場視察です。2012年7月12日、エルドレット郊外のカプタベエーにて。

$サバンナの風のブログ
木村理事長と酒井職員の国連ILOへの表敬訪問です。ナイロビ郊外のギギリにある国連コンパウンドでランチをとりました。左から時計周りに木村先生、酒井職員、ILOのエンジニア・キダヌ、松本ケニア・スタッフ、ILOスタッフの小笠原さん。2012年8月16日、ナイロビの国連にて。

$サバンナの風のブログ
在ケニア日本大使公邸における晩餐会の一こまです。左から木村理事長、高田大使閣下、道路省道路次官エンジニア・キリモ、道路省大臣Mr.フランクリン・ベット。2012年8月16日のことです。

こんなことの矢先。道普請人にとって歴史的なことが起こりました。
2012年12月13日のことです。
道普請人ケニアは、道路省から道路大臣が発表する「ケニア政府の2013年―2017年の道路整備政策書」のお披露目式に招待されました。
ケニア道路行政高官、道路整備を支援するドナー諸国代表者など200人余りが招待されていました。
お披露目式上、ケニア農村道路公社のムワンギ・ムインギ総裁により「土のう」技術と工法が成功プロジェクトの事例として招待客にプレゼンされました。
招待客に配布された道路整備政策書「Roads 2000 Strategic Plan 2013-2017」には「土のう」技術と工法が記載されています。
このことは、「土のう」技術がケニア政府公認の道路整備工法に採択されたということです。
したがって、今後ケニア国土のどこであろうと「土のう」を利用しての道路整備や補修が合法的になったということです。


$サバンナの風のブログ
2013年―2017年版、ケニアにおける道路整備政策書の公式発表を宣言する道路省大臣フランクリン・ベット氏です。2012年12月13日、ケニア国際会議場にて。

$サバンナの風のブログ
ケニアの道路整備政策書のお披露目式において記念撮影中のケニア道路行政の高官達です。前列椅子に座っているのが左から道路省事務次官エンジニア・カマウ、道路大臣フランクリン・ベット氏です。同じく2012年12月13日、ケニア国際会議場にて。

このように「土のう」は、ケニア道路省の技術として採択されました。奇跡に近いこの成果はみなさま方の御助成の賜物であります。同時に神出鬼没の理事長 木村 亮 京都大学教授を総帥とするNPO法人道普請人総員のチーム・ワークの力によるものと自負するところであります。

以上