我が「HISCO」よ・・・ | keny7jpのブログ

我が「HISCO」よ・・・

 昨日、ブログ友達のマカロニさんから頂いたコメントで、なぜFORDにこだわるのかをお話ししたいと思い記事にしました。ホンダ゙関係者でも現在では知る人が少ないでしょうからねぇ・・・

 もう、随分、昔の話ですが、私がホンダに入社したのは「HISCO」と呼ばれる本田技研直資の子会社でした。ホンダの広報を探してみると・・・ありました。(リンク先はHONDA PRESSです)

http://www.honda.co.jp/news/1974/image/top.gif
■1974年の目次へ
http://www.honda.co.jp/news/1974/image/top02.gif

http://www.honda.co.jp/news/1974/image/kyotu_bt.gif企業ニュース
http://www.honda.co.jp/news/1974/image/news_bt.gif1974年1月9日
フォード車の販売について

 このほどフォード社の乗用車を'75年型車より、ホンダの関係会社(株)ホンダ・インターナショナル・セールス(英文名:HONDA INTERNATIONAL SALES CORPORATION,略称HISCO)の取扱いにより販売することに関し基本的合意に達しました。
◎フォード車販売の概要

1.発売時期は、1974年末より開始。(75年モデルより)
2.販売車種は、ムスタング2等の小型のもの。
3.販売地域は、日本全域で非独占的に販売。

当面、主要都市に10数ヶ所のフォード車専門の営業拠点を設置予定。
具体的には、今後、社会情勢をふまえながら展開してまいります。

HISCOとは(株)ホンダ中販が業務の発展にともない社名を変更するもので、新部門を設立してフォード車の販売を行うことになります。
なお、販売契約は近々設立される日本フォード社とHISCOとの間で結ばれる予定です。

(株)ホンダ・インターナショナル・セールスの概要

○(株)ホンダ中販を母体とした新会社として、2月1日に発足予定。

1.資本金 5億円
2.代表取締役社長 小林澄男
3.本社所在地 東京都中央区八重洲5の5
4.事業内容
 ○フォード車の販売
 ○中古自動車の販売
 ○携帯用発電機の販売
 ○その他レジャー関連用品の販売
5.事業規模
 ○従業員 約1,000名
 ○中古車販売台数 年間約10万台(S48実績)
 ○事業所 206ヶ所 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 
 1979年採用でしたから、HISCO発足後、5年が経過していたのですね。すでにアメリカFORDはオーダーのみでヨーロッパFORDのコルチナMk3とフィエスタが主力でしたが、京都での販売台数は年間10台ほどで駐在先のHISCO京都はホンダ車の新車と全メーカーの中古車販売が主力でFORD担当ながらFORD車は在籍中3台しか売ってません。
 
 もともと、HISCOの前身はホンダ中古車販売という組織でして、ホンダが四輪車をバイク屋さんで売り出した当時、バイク屋さんでは下取車を捌くルートが無いためにホンダが買い取るための政策会社でした。
そのためにHISCOは中古車もホンダ車に限らず各メーカーを取り扱っていたのです。この話の続きは後日書こうと思います。