ねぇやんにとって痛みとは何なのか?
みんくにとって痛みとは何だったのか?
ねぇやん『連絡してみてんよ』
み『はぁ!?人の話聞いてた!?』
『電話出やってん』
み『はぁ??死んだんちゃうの()』
なんで連絡してもーたんや…。
あほやろ、あんた…。
『今度飲みにでも行こうか?って。』
なるほど。
ね。
み『ねぇやんは、過去に戻りたいねんな?』
『わからん。』
み『あの人に、バッシバシしばかれたいねやろ?そう言えばえぇやんか。』
『わからんねん。』
み『それは旦那さんじゃあかんの?ほんまに、あの人じゃないとあかんの?』
ねぇやんの旦那さんもSMの人である。
『わからん。
じゃあ、M(みんく)ならどうする?』
わからんね(・_・)
うん、でも理由は多分分かるよね。
今のその旦那さんでは、ダメなんでしょ?
男性として。ではなく、Sとしての何かが、誰かさんに劣るんでしょ??
雰囲気なのか、加虐性なのか、鞭の打ち方なのか、追い込まれ方なのか、関係性なのか、Sとしての強さなのか
いや、痛みの質の差かもね。
あるんだよ、痛みにも質がさ(笑)
鞭だけでも、打つ人によって違うものね。
何かが違うんだよね、わかるよ。
冷たい関係性が好きだった。
髪の毛を掴まれて引きずり回されるような、温度のないSMが好きだった。
サディストという生き物が大嫌いだったから。
大嫌いな人種にボロボロにされることが好きだった。
お前なんか死んでしまえ!
と言われて、みんくがふっと笑う。
鞭打つ男をニヤニヤと笑って見上げる。
笑うな。
笑ってまいますやん、こんなもん。
と、ニヤニヤと笑って睨む。
あなたこそ死んでしまえ。
そこから始まる関係性。
色で表すと漆黒。
そこに、みんくもねぇやんも存在した。
あの脳に焼きついた苦痛。
その痛みを得るためには、人なんてどーでもよかったあの頃。
人不在のSMや!と言われたこともある。
だから何?と返したこともある。
だけど。
ねぇやんもみんくも
なぜだか分からないけれど
ふと手を伸ばしたくなる人がいる。
一過性の熱病だったのか、一時的に熱が下がっただけなのか。
いやもはや、自分に問いたい。
苦痛とは何だったのか?と。
『ケイさん。なんで別れたんよ。』
み『さぁ?なんでやろね。』
『ケイさんにとって、嫉妬の対象がいたからやろ?』
み『その人のことも過去のこと。忘れた話。』
忘れた。
だって、彼も彼もまた死んだ人。
墓標となった人。
『正直いうと、●さんとの関係はな?
離れて離れられへんもんやったと思うねん。
主従も厳しかったけど、鞭もすごかったけど
なんやろ、なんていうか…ホッとすんねん。
この人しかおらんと思ってたんよな。』
み『それはさ?終わった話やねん』
『分かってる。そやけどな?
Mならさ?会えるなら会いたいと思わん?』
み『何のために?』
『わからん』
み『あたしは会いたくない。
断る自信がないもん。また同じ轍を踏んで、また同じように闇に堕ちるに決まってる』
『それもある。それに、約束したものの怖いねん。』
み『そやろ?それ、相手のことが怖いだけよ。分かってんねん、どこかで。
逆らうことができへん相手やって。
そこに手を伸ばしてしまうことが分かってるから怖いねんよ。
な?やめとき。
もう連絡先を消したら??』
『消した、何回も。
でもな?探してまうねん…。
消したくせに、なんとかせな。って昔のアドレスとか探してまうねんよ。
連絡するわけちゃうのにさ(笑)』
み『そうか、M女やもんな。』
哀しいね、M女ってさ。
消して消せない記憶。
それは痛みという快楽。
その快楽を与えられる者は、サディストのみ。
泣き、叫び、ひれ伏せ。
お前に自由なぞ与えない。
逃げて逃げられるものなら逃げてみろ。
必ず、お前から俺の前に現れる。
だから、どこへでも消えてしまえ!
完全な呪縛。
支配された脳。
そこに戻るの??
ほんとに?なんで?なんのために?
『なんかな?会うとなったら嬉しい反面、怖くなってきたんよ。』
み『そりゃーね。』
やめておけ。
また必ず泣かされる。
また深海に沈むだけ。
み『断ったら?今ならまだ間に合うよ』
『わからん。』
み『たぶん、会ったら最後やで。』
『どうしよう(笑)』
み『いや、どうしような?(笑)
あたしでもたぶんわからん。
あかんよな。
その人と、その人に受けた苦痛が重なって、思い出そうとすると、脳が痺れるからな。』
『そやねん。絶対それ。』
み『どうすんのよ!(笑)』
『いやわからん!聞かんといて!
もうさ?Mが決めていいよ!Mならどうする?
あんたにとって一番やった人やとしたら、どうするか教えてよ』
み『えぇえぇぇ!ど、どうしようか…。
会うだけなら、ご飯ぐらいなら(;´Д⊂)』
『ほらぁああぁ!そうなるやろ!?』
み『えぇえぇぇ、でも確かに怖い。
手の届く範囲には座らない。
歩くのも離れて歩くとか??』
『でもそれ意味なくね??…。向こうが本気だして来たら全然役に立たんで?』
み『うん、意味ないわ。うん、ないな。』
…。
みんくのばかばかばかばか(*`エ´)
どうするどうするどうする
み『やっぱりやめとき!』
『そやな!そうするわ!』
み『もうな?コロナで私は死んだんです。ってメールだけしとき。』
『分かった!それでいくわ(笑)』
み『お葬式も済ませました!って』
『納骨もしました!っていうわ!』
み『完ぺきちゃう?』
『まじうちらすごない?』
あかん。
ことSMになったら、全く知恵が出ない。
がんばれ、ねぇやん(;´Д⊂)