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えあ_773のブログ

 アニメ、ゲーム、アクセサリーが趣味。
気ままにお絵描きや小説書いたりします。
多趣味なのでご注意を。
最近は終わりのセラフと東方が好きです。
よろしくお願いします<m(__)m>

な、私がちょくちょく投稿するサイトですー。

 終わりのセラフの二時創作です。
腐向けです。



 深夜…0;00丁度。
星は多く、闇夜を照らしているけれどそれでもステージは未だ真っ暗闇に包まれている。
 そんな中、ステージに来るであろう人を待ち続け…ファン達はその興奮をかみ殺して待ち続けている。
 そうして…ようやくファン達が待ち続けている時間がきた。
興奮をかみ殺していても、漏れていた声が綺麗にピタリと止まる。
これだけの人数がいたら必ず人の声がするはずなのに……それが一切ない。 
 ガチッと…鉄とプラスチックがぶつかり合う音が鈍く響いた。
そして、ステージは勢いよく光を放った。
光に包まれたステージの上には一人…少年がいた。
 柔らかで月の光を溜め込んだような金髪。それを、銀色と白のコントラストが煌びやかな髪飾りでまとめており、白い陶器のような滑らかな肌には碧い澄んだ瞳がある。そんな少年。
白をベースとして金の装飾と黒のベルトをした派手めなのにゴツくない芸能人…いや、アイドルのような衣装。
「……スゥ」
あまりの静けさに息を吸う音さえ聞こえた。
少年は小さな唇を開と、声を響かせる。
「 Are you ready?」
と聞いた少年の声を受けてファン達はそれぞれが出す声の限界を喉が枯れるほど出して叫んだ。
「 Yes,I am!!!!!」

「ふぁ……」
大きな欠伸をしたまま、優一郎は寝床から這うようにおきあがった。
そして、そのまま目の前の小さなプラスチックとシリコンの机で朝食の用意をしている与一に向かって迷いなく匍匐前進した。
「ああー、優くんおはよう。」
茶碗にご飯をよそっていた与一は欠伸を聞いて優一郎が目覚めたことを気ずいた。
「んー、おはよう。」
そう返してからようやくゆっくりと起き上がると、優一郎は机に手をつく。
 ここは公立渋谷第一高校の寮である月ノ鬼荘であった。
月ノ鬼荘の片隅にある4号室に住んでいるのは二人の同級生であり、義兄弟だった。
同い年ながらも誕生日の違いにより兄となった与一とその義弟の優一郎。
 毎日家事洗濯、おまけに課題をしてあげている与一は、もはや兄とゆうよりも母親だった。
「おー、お腹空いた。いつもありがとな。」
そう言って、優一郎は与一に向けてニッと笑った。
 そんな優一郎の笑顔を見て与一は少し頬を赤らめたそっぽを向くとまごついた様子で答えた。
「う…うん…。いいの!僕の方こそ…君月くんみたいに上手じゃないしね。」
与一も笑顔を浮かべて笑ってみせる。
「おー、ならいいげど。君月のは旨くても、本人の性格が悪いから駄目だな!喧嘩っ早いし!」
そう言う優一郎を観て与一は苦笑いする。 
「喧嘩っ早いって…それ優くんが言っちゃう?」
「な…なんだよそれぇ?」
弁解を求めているような顔をしながら優一郎は寮に付いたテレビを付けた。
朝のニュースなんて見るような柄じゃないけれど天気予報は大事だ。
 気象庁は時々大きなヘマをおこすけど。
「優くん、お茶注いでるね。」
与一の言葉を聞いて、お茶が注がれたコップを取る。
そんなことをしながらテレビを付けると…
「…では、次のニュース。昨晩、午前零時丁度に今人気絶頂中のトップアイドルミカエラ・ツェペシさんのライブがありましたが、その進藤ミカエラさんが昨晩のライブで公立高に通う為出演率が少し下がると…」
バックに笑顔振りまき、歌を紡いでいる金髪の美少年が映った映像を流しながら、パンツスーツを着た女子アナウンサーはそう言った。
「し……」
優一郎はコップを持ったまま呟いた。
「うーん?どうしたの?優くん。」
与一がそう聞くが、優一郎は画面を見つめたまま停止している。 
「えっと優くーん?」
与一が優一郎の顔の前で手を降ると優一郎はいきなりテレビへ向かって叫んだ。
「ミカエラ・ツェペシぃぃぃ!?」 
「うわぁ!?」
驚いた与一はのけぞるが、叫んだ衝撃で落ちたコップを見事に受け止める。 
コップの中の水面が揺れる。
「ゆ、優くんミカエラ・ツェペシのこと知ってるの??」
と、与一が聞くが優一郎の耳には届いていない。
「え?いや……まさか。何でアイツが。」 
そんなことを言ってるうちに、画面は桃色の髪と緋色の瞳をした幼女へと切り替わる。
「はい。ミカを我が社の看板アイドルとする為にも…もっと経験を積んでもらわないといけませんしね。…ファンの為にも公立高に通って気持ちを分かる必要があると思いますの。」
スーツを着た(それも異常に煌びやかな)幼女はにこりと微笑む。
 ほの姿を見た優一郎は幼女へ指を指し呟いた。
「ク…クルル…だ。」






「ん…えっとつまり…優くんが僕のお家に養子に来る前にいた孤児院にいた家族なんだね。」
事情を整理した与一の言葉に優一郎はこくこくと頷いた。
 そんな二人が今並んで歩いているのは、ミカエラが通うことになる高校への通学路なのだけどミカエラがアイドルになっていたショックで、優一郎の頭の中からは飛んでいる。
「といっても、俺よりミカの方が先に孤児院を出たんだけどな。俺よりもミカは遥かに優秀だったしさ……だから外国企業のツェペシ一族に引き取られたなら…一生会えないと思っていたし、日本にいるとも思ってなかった……。」
驚いた表情のまま優一郎は言った。
「うん…まぁ、そうだよね。普通はそう考えちゃうよね。」
与一は苦笑いする。…若干鞄を振り回している優一郎を避けながら。
「あ……優くん。そろそろ学校につ………」
与一は言いかけた言葉を途中で止めた。否、呆気に取られて言葉が出なかった。
「ん?何だよ与i……」
呆気にとられたのは優一郎だけじゃなかった。
 いつもは人がまばらで地味なはずの校門には、ライト、カメラ、カメラマン、アナウンサー、バイク、車車車車……
そこには大量の人だかりがあった。
「な、何だよアレ。」
「…さぁー?」
正直言って、あの車だらけのそして人だらけでもあるあの校門を突っ切るのは相当の覚悟がいるだろうな。…と引きつった顔で思っていると…
 突然、キキーとタイヤが擦れる音が響き与一は耳を塞ぐ。
が、普段から大きい声出してるような優一郎や慣れているアナウンサー、カメラマンたちは動じていない。
音を出したのは、黒い高級そうなスポーツカー。
 その車の扉を開けて出てきたのは紫色の髪をした中世的な…モデル顔負けの美少年と目つきは悪いが紫髪と同じくらい美形な黒髪男性が降りてきた。
 どちらもクルルと同じような深紅の瞳をしている。
「ちょっと、レーネ。ミカよろしくね。」
「はぁ…ラクスはマスコミ蹴散らすのか…」
紫色の髪をしたラクスと呼ばれた男性はニヤニヤと笑ってマスコミの群れに混ざり込んだ。
「全く…酔狂な。」
レーネとゆう男性は後部座席に座る少年に向かって話しかけるが少年は無視する。
 そして、レーネがいることも気にせず勢いよく扉を開く。
「なっ‥ミカ‥」
扉を開けて、駆け出すと迷いなく優一郎のもとへ向かう。
 そして駆け出した勢いのまま優一郎に抱きついた。
「優ちゃん!!!」
いきなり表れた衝撃に優一郎は踏ん張ることが出来なかった。


続け

支部に投稿してたものです。