『figma渋谷凛、ピコニーモでステージデビュー!?』
約半年前 、二人のアイドルがデビューした。
彼女たちの名前は「渋谷凛」と「双葉杏」。
DYNAMICプロの兜甲児Pが手がける彼女たちはfigmaアイドルとして、
華やかな道を歩くはずだった。
しかし、現実はそう簡単にはいかない。
あることが、ほんの些細な、しかし決定的なことが、
彼女たちの行く手を阻んでいた。それは、
ステージ衣装がないこと!
特訓前の私服姿で立体化されたため、日常生活及びデビュー前夜を描写するには
最適だったが、その先を描くことができないのだ!!
前回
は初音ミク(及びミクかがみ)の衣装を強奪することでお茶を濁したが、
すっかりコスプレ系地下アイドルとしてしか認知されていなかった。
渋谷凛「あ、プロデューサー。こないだの期末テストの結果帰ってきたけど、結構いい
順位だったんだ。これも事務所で集中して勉強していた甲斐があったね」
兜P「暇を逆手にとって勉学に励んでいた!? 抜け目のない子!!
いやいや、それはそうと、ついに手に入れたぞ!」
渋谷凛「何を?」
兜P「おまえのステージ衣装だよ!!」
渋谷凛「……あー」
兜P「あーってなんだよ」
渋谷凛「そっか、ここアイドル事務所だったっけ?」
兜P「もしかしてここを便利な自習室とか思ってた?」
渋谷凛「ほら、あれから半年経ってそろそろ受験とか意識しなきゃいけない頃でしょ」
兜P「心がけは立派だけど、いいの! キミは歳なんて取らなくっていいの!
永遠の15歳でいいの!」
渋谷凛「でもさぁ、衣装手に入れたってどうしたの?
figmaのボディ流用したんじゃまたコスプレアイドル扱いだよ」
兜P「だから今回はアニメ色のない1/12サイズ衣装を手に入れてきたんだ」
渋谷凛「あの、さっきからメタいことばっかで申し訳ないけど、
それ制服ボディの上から着るの?」
兜P「そう言われると思って、」
兜P「ちゃんと素体から用意しましたよ!」
渋谷凛「なにこれ」
兜P「アゾンってメーカーから出ている1/12ドール素体だ。
限定販売だったfigmaや武装神姫の素体は入手困難だが、
これは専門ショップに行けば、いつでも売っている。
別売り手首セットと合わせても2,000円以下とリーズナブルだ」
渋谷凛「でもこれ、衣装の方が1着2,500円って…」
兜P「言うな。本当のお目当てで特訓後の衣装に一番近い『1/12小悪魔ゴスワンピース』は
さらに1,000円も高いから、こちらで手を打ったのだ…」
渋谷凛「これでも苦肉の策だったのね」
兜P「さすがに着せ替えドールは未知の領域たったからな;」
渋谷凛「じゃあ、素体からどんなものか見てみようか」
1/12ピコニーモS ボディ 白肌(\1,600)
サイズはfigmaなどとほぼ同様。他にもっと色の濃い「肌色ver.」もある。
上から靴を履かせることが前提なので足がめっちょ小さい。
可動性能はこの程度。
肘・膝は90度よりは少し曲がる程度で、figmaに慣れているとやや物足りない。
手首・腰・足首は一軸関節。回転はするが、曲げたり捻ったり当然できない。
手首セットは別売り(\300)
差し込む軸にすっぽ抜け防止に溝があるがかなり細いので,
斜めに抜き差しすると折れそうでちょっと怖い。
ただ、きちんと表情のついた指として表現されているのはベネ(良い)。
ダブルピース!
ちょっと小指が浮いてる(完全に握っていない)のはなかなか芸が細かい。
これは比較的いいものを選んで買ったけど、結構個体差が大きい。
お店にあった他のものはバリが残っているものもあった。
そして、本日のメインディッシュ。
ワンピ、ヘッドドレス、パンツ、ソックスのセット。
とりあえずそのまま装着。
兜P「衣装の確認! 衣装の確認だから!」
渋谷凛「めちゃくちゃ目が血走ってますよ!!」
本来、もっと大きめな頭を装着する、低等身を想定した素体だからか、
小顔のしぶりんヘッドだと、首がディモールト(非常に)長い。
なのでここは自己責任で4mm程ニッパーでカット(意外と柔らかいのですんなり切れた)。
切断面はデザインカッター整え、首関節が潜り込めるように穴をほじくって拡張。
すでに空いている穴よりも深くする必要はなかった。
また、足はfigmaのものに付け替えたほうが可動が増える。
しかし、ソックスが本物のようになっていたので足首付近でカットした。
こうして、少々の手を加えられた後、しぶりんはステージ衣装を身に纏った。
…
……
………
渋谷凛「あの、プロデューサー。変じゃ…ないかな?」
兜P「すごく綺麗だ。まるでお人形のようだ」
渋谷凛「まぁ、人形なんですけどね」
どうでしょうか?
自分でも予想以上に上手くいったんじゃあないかと思っています。
ただヘッドドレスを装着させるのが、首の改造よりも以上に大変でした。
ちっちゃいものに蝶々結びは予想以上に難しい。
ちゃんちゃん
少々値は張りましたが、今回のステージ衣装調達は予想以上の成果を上げたと思います。
(だから半年ぶりに堪らずブログを書いているわけです)
夏のワンフェスには行かなかったので城ヶ崎姉妹はまだ持ってないのですが、
通販予約済みなので届いたら、妹ちゃんの方は同じ要領でいけそうですね。
(ミニスカの衣装もあるしね)
ただ、お姉ちゃんの方はお胸のサイズ的に難しいかもね。
そん時はfigmaの肌色素体をどっかから調達するか。
あ、結局足はfigmaのパーツ使ったのでせっかく買った靴が余ってしまった。
しかしこの世に無駄なことなどないのです。余った靴は今…、
裸足だった杏が履いてます!
杏が履くとなんか便所のスリッパみたい。
ちなみにリボルテック・ナナエルのワンピース装着中。
いろんなところのサイズがあってないのでダボダボ。
【おまけ】
せっかくなので相方・双葉杏にもゴスシフォンワンピースを着させてみた。
本体のTシャツを脱がせられる ので新規の素体いらず。
双葉杏「あの爆裂ハンター みたいになってますけど、これは大丈夫なんですかねぇ?」
ちなみにこのワンピ、背面がマジックテープになってるので、
こんなふうに脱がせられます。いやん。