ぺパスシはとんでも無いゲームだった!?
12月6日に発売されたアクションアドベンチャーゲーム、
3DS「ペーパーマリオ スーパーシール」。略してぺパスシ。
ファーストインプレッション記事を書いてからかなり進めましたが、
このゲームは良い部分も悪い部分も極端なゲームですね。
▼紙であることを活かした仕掛けが素敵過ぎる!
良い部分は、キャラクターや背景が紙であることの意味を随所で持たせている事。
例えば目の前に大きな壁があるとします。一見すると進めないように見えるんですが、
手持ちのハンマーで何度も叩くと、実はハリボテで倒れたりすることもあるんですよ!?
他にもキャラクターがしわくちゃになって別のキャラクターに変身したり、
ひらひら飛び回って立体感のある演出が入ったりして
随所でユーモアを感じられて、見ていて心が温まります。
▼恒例の悪ノリも健在!
このシリーズは可愛い見た目とは裏腹にマリオらしからぬ悪ノリ要素が満載なんですが、
今回も本家では絶対にありえないような悪ノリを随所でやってくれましたね。
ダンジョンに入ったと思ったらいきなりクイズ番組に参加させられたり、
バトルでは「ビリヤードの弾」や「まねきネコ」などマリオの世界観とは
ミスマッチなアイテムを武器として使えたり・・・。
本家と同じく今作は「1-1」「1-2」「1-3」と
ステージクリア型の作りになっていたけど、
どのステージも全く違う色を出していてアイデアの豊富さには驚かされました。
次のステージには何が待ち構えているのか全く予想できないので、
久しぶりにマリオのゲームでワクワク出来ましたよ。
▼人によってはクソゲーになるゲーム
と、ここまで本作の良い点を挙げてみましたが、実は悪い部分も色々あったりします。
このゲームは探索要素が強いことは先ほども書いた通りなんですが、
各地で手持ちアイテム(モノシール)を使っての謎解きも用意されていたりするんです。
しかし、この要素がまた厄介なものなんですよねぇ。
まず、手持ちアイテムが"使い捨て"であることが気になりました。
使い捨てということは、謎解きで間違えて使用しても無くなってしまうんですよ。
無くなってしまった場合はどうするのか?なんとまた手に入れたエリアまで戻って
再び入手して、それを街に持っていってシールに変換しないといけないんです!
ある場所では高値で購入することが出来るけど、それでも面倒に感じました。
このように間違えてしまった時のリスクが大きいために
なかなか総当りで手持ちアイテムを謎解きで使用することが出来ず、
正解となる手持ちアイテムを持っていたとしても詰まってしまうことが良くあります。
あと、謎解きで正解となるアイテムが、
そのエリアからは遠く離れた場所。それも普通に進める分には
気付かないような場所にあることも気になりました。
このゲームはヒントが少ないので、謎解きで使用することになるアイテムを
もし取り逃していたとしたら、一体どうすれば良いのでしょうか?
既に攻略した何十ものステージをくまなく探索しろって?いや、面倒すぎるでしょw
ヒントが少ないと言えば、ボス戦のバランスも極端でしたね。
どこのボスにも弱点が存在して、特定のアイテムを使用すると大ダメージを与えられます。
中にはそれを使用しないとほぼ勝ち目が無いこともあったりするんですが、
前述の通りこのゲームはヒントが少ないので、弱点となるアイテムが
何なのか分からず詰まってしまうことがしばしばありました。
個人的にこのゲームの悪い点を簡単にまとめると、不親切!これに尽きます。
どのアイテムを使用したら正解なのか謎解きでも戦闘でも考える必要があるのは
良いのですが、かゆいところに手が届いておらず、理不尽さや面倒さを感じました。
いくらなんでもこれはユーザーを放り投げすぎだろ!?
とてもマリオブランドで売り出したタイトルとは思えない・・・。
悪い意味で昔のファミコンゲームを思い出しました。
後半部分はちょっと辛口になってしまいましたが、
手触り感や探索する楽しさはありますので、
良い部分と悪い部分が極端なゲームと言えると思います。
ファンの間ではゲームジャンルがアクションRPGから
アクションアドベンチャーに変わったことで賛否両論となっていますが、
今作からプレイをしてもこれは極端に評価が分かれるゲームだと思う。
ぶっちゃけこのゲーム、理不尽な点が多くて子供はクリアできないよw
見た目は子供っぽいけど、このゲームは大人向けだと思います。
でも、最近のマリオゲームはどれも丸っこくて
物足りないことが多かったので、久しぶりにこういう尖ったゲームが出たのは
ファンとしては嬉しいですね。「最近のマリオはマンネリだ!
もっと変化球を出して!」と思いの方は手を出してみると良いかもしれません。
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