この頃ではジャズと言ってもイージーリスニングな
スームースジャズが好まれるようで、
ジャズィーな曲がBGMとして流れている焼き鳥屋さんとか
串かつ屋さん居酒屋さんとかあります。
が、それは決して「ジャズ焼き鳥屋」「ジャズ串かつ店」とは、
呼ばれませんよね。
ところが「ジャズ喫茶店」となると
レコードあるいはCDの再生にこだわり
オーディオにこだわりがある。
そしてそれを重々しく拝聴する客がいると言う
関係性が築かれた店の事であります。
時代の変遷のなかで、そもそも喫茶店なる業態も
スターバックスやドトール・コーヒーが登場したあたりから
圧迫され淘汰される運命に突き進んでいっております。
ましてその中でも敷居が高い孤高イメージのジャズ喫茶は
存在を主張しているのですが、
如何せん新しい世代への継承がなかなか出来ず
生息することが厳しい状況がつづいているのです。
でもまだ頑張ってる店があります。
三宮のJAVAです。
ジャズ喫茶のスピーカーと言えば
JBLがお約束事ですが
ここJAVAのスピーカーは何とJBLの名機
オリンパスがまだ現役で鳴ってます。
工芸品とも云われる重厚な木製のキャビネットは
見てるだけでも惚れ惚れします。
格子のデザインは、日本のメーカー
サンスイやパイオニアにも大きな影響を与えました。
目を瞑ればジャズマンがそこで演奏しているようです。
昔も昔、三宮にはジャズ喫茶が何軒かあり
「バンビ」にはJBLのパラゴンが
「さりげなく」ではグッドマンのスピーカーが鳴ってました。
村上春樹さんが高校時代や大学時代帰省中に
通っていたことは伝説です。
レコードをターンテーブルにのせ
マッキントッシュのアンプの横に
かけているレコードのジャケットを立てかける
これがジャズ喫茶の正統です。
そしてちょっと苦いコーヒーを飲み
ハイライトのタバコの煙が店内には充満していたなぁ。
でも、今のJAVAは禁煙になっていました。
うん、その方が良し。
店内は、昭和の香りが一杯、
実際に日活映画のロケにも使われていたので
石原裕次郎が出てきそうな雰囲気です。
江利チエミさんのサインが飾ってあります。
1953年の創業ですから来年で60周年です。
貴重な文化財が現存しているのです。
正にコルトレーンの「至上の愛」でありまする。
さあ、三宮のガラパゴス島にトリップしようぜ・・・
JAVAは現役で健在です。
それにしても、このロゴタイプは良くできてます。
アルファベットもカタカナもかなりな完成度
マークも気分だし大好きです。



